10月5日、驚きのニュースが日本を駆け巡った。
前田敦子さんら芸能人を装ったメールを送って出会い系サイトに誘導し、多額の使用料を請求する「サクラサイト詐欺」に加担したとして38歳の会社専務が逮捕されたされたのだ。
詐欺によりサイトが入手した総額は116億円とされ、およそ37万人が騙されたという。
単純計算ではあるが、116億円を37万人で割ると一人頭4万3千円の被害があったようだが、ネットでは「なぜそんなに騙される人がいたのか」と話題になっている。
なぜなら「芸能人を装った出会い系メール」は古くから詐欺の手段として多くの人物が認識していた手法であり、実際に騙された人は滅多に存在しないといわれていて、一種の「都市伝説」として認識されていたのである。
そのため「37万人も騙されたことが驚き」という声が多くあがっている。
この一連の詐欺行為は2011年~2013年に行われたもので、2011年は前田敦子が総選挙1位、映画初主演、連ドラ初主演と活躍が目立っていた年、翌2012年はAKB48を卒業した年になるため、たまたまターゲットに人気絶頂の前田敦子があがっていただけとされていた。
また当時は犯人が逮捕されていないため「37万人・116億円は誤報」ともいわれていた。しかしながら、今回の逮捕で紛れもない真実であったことが明らかにされた。
手口には諸説あるが、前田敦子ファンのフェイスブックページにアクセスし「握手会が終わりました。あなたにだけ話したいことがあります」といったメールを送りつけるというもので、当時でも使い古された手口ではあったもののフェイスブックが普及しはじめた当時は新鮮で騙された人が多くいたという。
また、今回の報道をうけて一部では「つまり有名芸能人が同様の手口を駆使すればすぐにお金がもうかるということか?」と新たな疑問も生まれているという。
(ミッチェル横山 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)