羽の生えた動物が日本にも!UMA福岡の「羽犬」伝説





未確認生物といえば、ネス湖のネッシーやカナダ・オカナガン湖のオゴポゴのように、既に絶滅している生物のような姿をしているもの(ネッシーはプレシオサウルス、オゴポゴは古代のクジラであるバシロサウルスに似ていると言われている)や、チュパカブラやフラットウッズ・モンスターのような怪物めいた外見のものが多い。

だが、中にはマスコットのように可愛らしい外見を持つ未確認生物も少数ながら存在している。本アトラスでも紹介している角の生えた兎「ジャッカロープ」や、ミツバチのように飛び回るハリネズミ「ティジー・ウィジー」、ロシア等で報告されている「翼猫」だ。

翼猫は文字通り鳥の翼に似たものが背中に生えている猫で、鳥のような羽毛ではなく全体は毛皮で覆われており、骨が発達して伸びているというものだった。

飛行能力はないが凶暴だったり神経質だったりと、気性の荒い個体が多かったようだ。見た目が異常なこともあって、悪魔の使いと見なされて殺されてしまったロシアのケースもある。この翼猫は、近年中国などアジアでも報告されているという。

この翼猫に似た未確認生物、ないしは妖怪の伝説が日本に残っている。




福岡県には羽犬伝説と羽犬塚なるものが存在しており、この羽犬は文字通りの姿、翼の生えた犬の姿をしていたとされている。まるでマンガか何かから出てきたような愛らしい姿だが、現地に残る伝説では時に恐ろしい姿も見せる。

羽犬伝説には2種類があり、一つはこの地で暴れ回っていた凶暴な妖怪だったという伝説、もう一つは豊臣秀吉の前に現れ、非常に珍重され可愛がられていたという伝説だ。

後者の羽犬は九州で病気になってしまい、悲しんだ秀吉が塚を造って弔ったとされている。

いずれの伝説が真実に近いのかは今ではもう分からないが、現在では地域に定着した妖怪として人々に愛されている。現に、羽犬をイメージしたゆるキャラやマンガチックに描かれたキャラクターたちを町のあちこちで見ることができるからだ。

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筑後市の羽犬 福岡県筑後市

(ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)




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