今月28日、奇妙な事件がスペインで起きた。
バレンシア州アリカンテ県コスタブランカは海沿いでダイビングポイントも多く、景勝地となっている。そこでダイビングに訪れていた観光客が、浜辺にうち捨てられていた奇妙な形状のバケツを発見。中には布にくるまれたものが入っていたため、初めはゴミか何かだと思ったという。
しかし、よく見るとそれは人間の骨のように見えたため、慌てて警察に通報。結局、その中からは白骨化した人間の遺体が発見された。だが、バケツの中からは他にも奇妙なものが次々出てきたのである。
小さなボトルの中に入った人形、木の棒を組んだもの、謎の黄色い液体や月桂樹の葉など。これらの物品が全てブードゥー教にて呪いの儀式の際に使われるものに該当するとして騒然となった。
また、一部の物品はスペインに古くから伝わる魔女が呪いの儀式に用いるものと共通しているため、何らかの魔術ないしは呪いの儀式を行った人物がおり、バケツの中から発見された遺体は哀れな被害者ではないかと見られているのだ。
だとすると、犯人は魔女ないしはブードゥー教の呪術師なのだろうか?21世紀に血なまぐさい儀式を行った人物がいるとでも言うのだろうか。
遺体は死後かなりの日数が経過しており、腐敗が進行し一部が白骨化してしまっているが、警察は身元の確認に急いでいるという。
果たして、この奇妙な殺人事件の真相が明らかになる日は来るのだろうか。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)