以前、アトラスにて「テムズ川に現れた未知生物」に関して紹介させていただいた。
3月にロープウェーに乗車していた人が動画撮影に成功し、4月にも別の人物が対岸から似た生物の姿を動画におさめるという事実が続いたため、テムズ川には未知の生物がいるのではないか、またはネス湖に住むというネッシーが湖を離れてテムズ川に移住したのではないか、など様々な意見が出てきていた。
ネッシーが移住した、は最近ネス湖でネッシーの目撃証言がなかったために出てきたものだったのだが、今年に入ってネッシーの目撃証言が増えてきているため多くの人が再びネス湖に注目する事態になっている。
そんな中、先日再びテムズ川にて未知生物らしきものを目撃したという証言があがってきた。今回は動画ではなく写真なのだが、それでも川の中に黒く大きな生命体が存在していることがわかる。
撮影者はロンドンへ観光に訪れていた人物であり、建物の中からロンドンの町並みを見ていたときに、川の中でうごめく謎の生物に気がついたのだという。
目撃者の証言によれば、動きはまるでサメのようだったが、ずっと大きく見えたという。確かに、写真には橋の上にいる人の姿も映っているのだが、謎の影は人間より大きいように思われる。その生物は約5分ほど水面近くまで姿を現していたようだが、やがて川に潜ってしまったのか姿は見えなくなってしまったという。
この写真に関して、本当に生物の姿を捉えたものなのか、合成ではないかと疑う向きもある。一緒に写真に納まっている人々が、すぐ近くの川で起きている異変に気がついている様子がないからだ。実際、過去にはテムズ川の河口に巨大なカニの写真を合成して作ったフェイク写真などが複数作られている。しかし、撮影者は自分には画像を加工する技術はないと証言しているし、また写真を鑑定した海外のUMA研究家も写真は水中にいる何かを写したものであり、合成のあとは見られないとしている。
果たして、テムズ川で目撃され続けている謎の生物の正体は何なのだろうか。
イギリスに、ネッシーとはまた別の新たな未知の生物が誕生してしまったのかもしれない?
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)