畑や草地に突如奇妙な模様が現れる現象のミステリー・サークルは、その場に生えていた植物が規則的に倒れて図形を形作っているもので、発見された当初はただの円形などが多かったが、最近では複雑な図形や幾何学的なものも多くなっている。
初めはどのように形成されているかが不明であったため、UFOなど超自然的な要因によって作成されるのではないかと思われていたが、現在ではその大半が人為的な、いたずらが大半を占めていると考えられている。
だが近年になって発見されているミステリー・サークルには、今までにないメッセージ性を内包するものなどが多い。暗号らしきものが隠されているのではないかと見られているものや、パズルのような形状のものが発見されていることを、以前本アトラスでも紹介した。
2014年4月16日にイギリスはウィルトシャー州の菜種畑で発見されたものも、一風変わったミステリー・サークルである。いや、サークルと呼ぶのは不自然かもしれない。なぜなら、今回畑に現れた図形は直線構成されていたからである。
直線はすべて同じ長さで、15度ずつ角度を変えて組まれている。そのため、斜辺の部分が綺麗なアーチを描いている。
この図形は今までにない形状であったため、何らかのメッセージが秘められているのではないかと見られており、多くのUFO研究科やオカルトファンが検証を行っている。
重ね合わせてみると円盤の図形が現れるため、作り主である異星人が自分たちのUFOの姿を隠している、魔方陣が隠されているため読み解くとメッセージが現れる、などだ。
今回図形の現れた菜種畑は麦畑などよりも図形が作りにくいという意見もあり、より異星人のしわざではないかと見る動きもあるようだ。
果たして、誰が何の目的でこの図形を作成したのか。真実は未だに判明していない。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)