アトラスでは何度かロシアのシベリア地方で発見される遺跡や遺物について報告した。
凍土や湿地帯が多く、人が立ち入ることや暮らしていくには厳しい地域であることもあって、なかなか調査ができない場所でもあった。また、多くの発見が旧ソ連時代に行われあまり手つかずであったこともあって、近年再調査の結果新たな発見がなされることも多くなっている。
ロシアにはコールドロン、現地の言葉で「死の谷」と呼ばれている場所が存在する。
巨大な湿地帯で深い泥炭地帯であり、メタンガスが噴出している場所なのだが、ここに「巨大な金属製の大釜」が埋まっているという噂が存在しているのだ。
問題の物体は少し離れた所に住んでいる少数民族らが1853年に「臥せた大きな鉄の釜」のようなものを発見したという記述が残っている。また、1930年にはこの大釜の一部を地元の人が持ち帰ったところ病気になってしまったという報告がされていた。
これらの証言を元にイラスト等で再現してみると、どうも「大釜」が半球形で溝が彫られているなど、UFOのようにしか見えないのだ。大釜が発見される前に隕石のような物体と、爆発音のようなものを聞いたという証言も複数存在していたという。
これはUFOが墜落したという事なのだろうか?UFOでなかったとしたら、彼らが目撃した鉄の大釜は何だったのだろうか。
死の谷は前述の通り深い泥炭地のため、もし大釜がUFOだったとしても自重で泥の中に埋もれてしまったと見られている。
UFOにせよまた別の何かだったにせよ、何かが埋まっているのは間違いないとして、数年前から「死の谷」では泥の下を探る調査が行われているという。
もしかすると調査の進展によっては我々の前にかつて墜落したUFOが姿を現すのかもしれない。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
関連動画
Siberian Cauldrons and The Valley of Death [Haunted History]