8月15日、ミュージシャンのASKAがブログにてお盆シーズンゆえか「心温まるお話」として、ロンドンで体験したイイ話系の怪談話を紹介している。
ASKAがアルバム「Guys」(1992年)のレコーディングをしにロンドンへ行った際、スタジオには1st.と2stという二つのスタジオが隣接してあったという。
ASKAは声の響きのいい1st.のスタジオを好んで使っていたが、ある日スタジオの関係者から「今日は1st.が使えないから2st.を使ってくれ」と言われたという。
仕方なく2stを使ったASKAだが、使えないはずの1stには誰もいない。疑問に思ったASKAはスタッフになぜ使えないのか、と訪ねたところ「今日は、朝からフレディ・マーキュリーが来てるので貸せない」と答えたという。
この時、既にフレディ・マーキュリーは亡くなっていたが朝から1st.でピアノの音とフレディの歌声が聞こえておりスタジオの関係者全員が聞いていると証言。
実は1st.のスタジオは生前のフレディが好んで使っていたスタジオであり死ぬ前に、書きかけの曲があったため死んでもなお時々、スタジオに現れるのだという。
ASKAは「思わず胸が熱くなった」と語っており、尊敬するフレディの隣でレコーディングできたことは一生忘れないと語っている。
これまで様々な話題を振りまいてきたASKAブログだが、もともとの文才が高いだけに怪談を書かせても相当にクオリティが高いことがわかった。
ブログのコメント欄には「朝からいい話だった」とASKAファンは喜んでいたという。
(横須賀小禄 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)