人形をした物体には霊魂が入り込み、動き出すなどの怪異が起きやすいと言われている。呪われた人形にまつわる怪談や怪異は洋の東西を問わず、各地に伝わり今でも報告されている。
こちらの人形はペルーのエル・カカオに住む一家が所有しているもの。青い目に金髪のかわいらしい人形だが、なんと夜になるとひとりでに動き出して家をさまよい、寝ている子供たちを傷つけるというのだ。
この「Sarita」と名付けられた人形は7年前に親戚がこの家の子供たちへのプレゼントとして購入したもの。だが、この人形が来てから家の中で奇妙な現象が頻発するようになった。謎の光が飛び、ラップ音が聞こえ、誰も触っていないにも関わらず人形がテーブルやイスなどの家具の上に移動している。
そしてこれらの異変は人形を中心に起こっているようなのだ。あまりに不気味な現象が引き起こされるので、この人形は「ペルーのアナベル人形」と現地で呼ばれるに至っている。
心霊関係の専門家による鑑定の結果、この人形には数年前に自殺した人物の霊魂が入っているという。楽しげな家族の様子が妬ましいのか、恨みを抱えて自殺したのか、とにかく人を傷つけてやろうと考える恐ろしい人形になってしまっているのだそうだ。
持ち主の家族はただ手放すだけでは何らかの祟りがあるかもしれないとして怯えており、教会等に依頼して悪魔払いを行う予定であるという。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)