昔から、人が集まるところには幽霊も現れ、また住み着きやすいと言われている。特に部屋が多かったり、暗くなる場所が多いと霊が居着いてしまうことが多いとされている。たとえば病院や学校、劇場などにはそんな霊が住み着きやすい環境が整っているという。
先日、海外の映画館で撮影された一枚の写真がオカルトファンたちの注目を集めている。
この写真を撮影してしまったのは、リバプール在住の一人の母親だ。彼女は自分の息子や友人らと共に、みんなで人気のアニメ映画を見に近くの映画館を訪れた。映画が始まるまでしばらく時間があったため、息子らと自撮りしてすぐにSNSに上げたのだという。だが、彼女らの背後、前の方の座席には、彼女らの方を見つめる女性のような影が写っていたのである。
普通の人よりはやや白っぽく、発光しているような輪郭を持っているその人影は、小さいものの彼女らを見ている顔がはっきりと確認できる。
あまりにもはっきりと写っているため、ネットに上げられた直後からこの人影について、人が写り込んでしまったのではないか、合成して作られたフェイクではないかとする声が挙がっていた。確かにこの人影は、自撮りに気がついてあわてて座席の後ろに姿を隠そうとしているかのように見える。
しかし、彼女らと一緒に映画館に訪れていた友人らは、映画が始まるまでかなり時間があったためか、撮影時点ではほとんど人が入っておらず、また前方に客がいなかったことも確認している。また、撮影してすぐにネットに上げていたため、合成する暇もなかったという。
果たして、この写真に写ってしまった人影は何者だったのか。本当に劇場に住む幽霊が写ってしまったのだろうか?
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)