地球や太陽系よりはるか遠くから来ているとされる未確認飛行物体ことUFO。
形状としては金属製で円盤状のものを思い浮かべる人が多いだろうが、実は圧倒的に多いのは発光体だ。夜間、場合によっては昼でも目視できるほどまばゆい光を放つ発光体として目撃されるケースが大半なのである。
こうしたUFO強い光を放っているため、光で機体が隠れてしまってどのような形状をしているのか判明が付かないケースが多く、場合によっては既存の物体、例えば飛行機などの誤認であるケースも存在している。
今回ロシアにて撮影された物体は、非常に奇妙な物体だった。
丈の長い草が生える草むらに、青白い光の玉が現れる。ふらふら飛んでいたそれは地平線上に数分間存在していたが、やがて消えてしまったという。撮影者も恐ろしかったのか、何度か手前の木や柵に隠れながら撮影していたようだ。
UFOか、いや火の玉か人魂かと思ってしまうこの発光体。実は非常に珍しい自然現象である「球電」を捉えたものなのだ。球電はそのものずばり雷の一種であり、雷雨など天候が悪化した際にごくまれに発生することがあると言われている。天然のプラズマ現象ともされている現象で、これがUFOや火の玉などの正体であるとする説も存在している。
もっとも、球電は非常に珍しい現象であるため、全ての目撃証言が該当するとは言えないという。
未確認飛行物体や妖怪の正体を解明するのは、やはり一筋縄ではいかないようだ。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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