先月6月から一部のコンビニで新発売しているお菓子が「ひじょーにオカルトしてる」らしい。聞くところによるとそのスナックは「完全にオカルトだった」「食べればわかる」という話で、オカルト記事を扱っているATLAS編集部としては「絶対に食べなくてはいけない」と変な使命感を帯びていた。
ATLASのコンビニ担当ライターがさっそくコンビニに行ってみると「恐らくこれかなぁ?」というお菓子があったので購入してみた。お菓子の名前は「オー!カルト」。うん。まさしくオカルトだった。
パッケージにはやたら油ギッシュな外人のコックさん。右側には「Gratin」という謎フレーバーの説明。そしてパッケージの下には「エアリーな食感の新型ポテト!」と書かれている。フェアリーは知っているがエアリーなんてはじめて聞いた単語である。全体的にほかのポテトチップに比べて怪しさ全開で迫ってくるこのパッケージには一度見たら忘れられないインパクトがある。
さっそく購入し食べてみるとほんのり香るチーズ風味。ここでようやく「Gratin」の意味がわかった。
「これはグラタン味だ!」
そうポテトチップ界においてありそうでなかったグラタン味だったのである。
歯ごたえはポテロングのような棒のポテト菓子だが、真ん中が空洞になっておりサクサク加減が楽しい。グラタン味もしつこいチーズ風味ではなく非常にあっさり目でついつい手を伸ばしてしまう中毒性がある。
またパッケージの裏には「チーズソースやサルサソースなどお好みのソースにディップしても美味しく召し上がれます」と書かれていた。確かにあっさり目なので途中で味に飽きた場合はケチャップやサルサソースがよく合う感じがした。
この「オー!カルト」はどうやら最近、日本にやってきたお菓子のようで元は韓国で発売されていたようだ。発売元は株式会社オリオンの日本支社となっておりクッキーなどを売っているメーカーのようだ。HPには「Market O」という韓国のレストランの説明があり、恐らく「オー!カルト」の「オー」は「Market O」の「オー」だろう。
しかし「オー」の秘密はわかっても何が「カルト」なのかはわからないし、食べ終わっても「エアリーな食感」の意味はまったくわからない。そういう意味では「かなりオカルトしている菓子」といえるだろう。
(文:コンビニ担当・ミドルサイズパンダ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)