元新撰組隊士、斎藤一の鮮明な写真が遺族の手により保管されていたことがわかり7月15日、明治30年に撮影の斎藤一、当時53歳の写真が公開された。
これまで斎藤一の写真は不鮮明なものしかなく、ファンから鮮明な発見が渇望されていた。公開された写真を見た新撰組ファンは、「予想よりもイケメンだった」「とても人殺しには見えない」「こんな風に歳をとりたい」との声が相次いでいる。
さて、ここに疑問に残るのは西南戦争に従軍したときに撮影された警視隊の斎藤一の写真と、有名な帽子を被った斎藤一の肖像画である。
ふたつともあまりに別人のためファンの間では前者を「ドカベン斎藤」後者を「スポック斎藤」と呼ぶこともある。
ドカベンはしゃくれた顎と無骨な雰囲気が「ドカベン」の岩鬼に似ていることから、スポックは海外ドラマ「スタートレック」の登場人物、ミスター・スポックに似ていることから名付けられたという。
ちなみにドカベンの写真は遺族が否定しており、スポックはあくまで長男を元にしたイメージ画で実は両方とも斎藤一ではないという説があった。
今回、改めて遺族が正式な写真を出したことでふたつの写真とも別人説が一気に高まり、新撰組の歴史に新たな展開が生まれた。
(若葉イチロウ ミステリニュースステーションアトラス編集部)
斉藤一