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「東北楽天ゴールデンイーグルス」悲願の初優勝にファンが涙した理由とは

東北楽天ゴールデンイーグルス(以下「楽天」)は、パ・リーグに所属する日本のプロ野球球団。東北・宮城を本拠地とし、2004年に起こったプロ野球再編問題の中で、1954年の高橋ユニオンズ以来実に50年ぶりとなる新規球団として誕生。

野村克也、星野仙一が最後に監督をつとめたチームでもあり、早稲田実業の斎藤佑樹と延長15回引き分けという死闘を繰り広げた駒大苫小牧の田中将大(マーくん)がドラフト1位指名でプロ入りした球団としても知られる。

新参球団であった楽天が悲願の初優勝を果たしたのは2013年。当時、日本ハムと同率最下位にまで転落していた楽天であったが、連勝記録を伸ばし続けるマーくんを牽引する形で徐々に盛り返しをするようになった。

7月にはロッテを抜いて単独首位に立ち、9月26日の西武戦にて球団創立9年目にして初のリーグ優勝、そして11月3日には日本シリーズにおいて第7戦となる対読売ジャイアンツ戦において3-0で勝利し、球団史上初の日本シリーズ制覇を決めた。

この試合は、楽天の本拠地である宮城球場(当時クリネックススタジアム宮城、略称「Kスタ宮城」)で優勝を決めたということもファンを感涙させた要因となったが、この時に大きく話題となったのはその日付だった。

宮城といえば、この楽天の初優勝の2年前に発生した東北太平洋沖地震と、それに伴う東日本大震災にて甚大な被害を受けた地域の一つだ。

その地震の発生が3.11、そして、この初優勝を決めた日が11.3と、数字が見事に反転している。このことから、当時のSNSなどでは「あの日の涙と”逆”の涙をありがとう!」というファンの声もあったという。

【参考記事・文献】
https://x.gd/YKCue
https://x.gd/Enfym
https://www.j-cast.com/2013/11/04188061.html?p=all

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【文 ナオキ・コムロ】

画像 ウィキペディアより引用