UFO

あの夜、夫婦に何が起きたのか?ケーヒル夫妻アブダクション事件

オーストラリアで最も有力な宇宙人誘拐事件の1つが、30年近くたった今でも未解決となっているケーヒル誘拐事件だ。

1993年8月7日の夜、ケリー・ケーヒルさんと当時の夫アンドリュー氏は、メルボルンのナレ・ウォーレンにあるベルグレイブ・ハラム通りを友人の家まで車で向かっていた。するとオレンジ色の光が6つ、円形に並んで浮かんでいる様子を目撃。

その後、夫婦は何事もなく目的地である友人宅に到着したが、数時間後の帰り道に奇妙な体験をすることとなった。

自宅に向かって再び同じ道を車で走っていると、行きと同じようにオレンジ色の光に遭遇した。しかし今度は遠方の空ではなく、道路のすぐ前方の上空に浮かんでいるように見えた。

「近づいたことで解りましたが、オレンジ色の光は巨大なUFOの窓でした。私は ポータルの後ろに立っている人影を確認することができました」とケーヒルさんは語る。

夫婦の車が近づくと、その物体は「信じられないスピードで」その場から飛び去り、少し離れたパドックに再び姿を現したように見えた。次に気がついた時、夫婦はUFOは消えており、現場から数百メートル先の所に停車していたのだが、知らないうちにUFOと遭遇してから数時間も経っていたことに気づいたという。

その後、退行催眠でケーヒル夫妻は失っていた数時間分の記憶を取り戻した。その結果、UFOに遭遇した夫妻は実際に車を停めてUFOを確認しに近づいたことが判明。すると背が高く体の細い多数のエイリアンらしき存在に遭遇し、エネルギー兵器のようなものを突き付けられて発射されたことを思い出した。

にわかには信じがたい話だが、ケーヒル夫妻がUFOに出会った現場近くですれ違った車に乗っていた人物が、後日ケーヒル夫妻とまったく同じような体験をしていたことを告白した。

また、車で通りかかった地元の弁護士からも裏付けとなる証言が得られたため、複数の人物がUFOやエイリアンらしき生命体と遭遇していたことが極めて高いという話になったのである。しかし、具体的な物証がないため、真相は闇の中。

あの日、ケーヒル夫婦らは本当に地球外生命体に遭遇したのだろうか。答えを探す旅はまだ続いている。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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