機密解除されたCIAの文書によると、この謎めいた人工物が1980年代に発見されたことを示唆している・・・
十戒が刻まれた石板が収められていたとされる黄金の箱「聖櫃」(アーク)は、歴史上最も人気があり、神秘的な宗教的工芸品の一つだ。
しかし今、「サンストリーク」(太陽の流れ)として知られる極秘リモート・ビューイング・プロジェクトに関するCIAのファイルから、1980年代に超能力者が行方不明の方舟を発見した可能性があることが判明。
当時、CIAは敵国をスパイする上で、遠隔地に何があるかを確かめるリモート・ビューイング(遠隔透視)技術を使用するため、明らかにサイキックな能力を持つ人々を使った実験を盛んに行っていた。
しかし、これらの実験のすべてがスパイ活動に利用されていたわけではない。政府の機密解除された記録には、参加者が考古学的発見から火星のピラミッドまで、あらゆる種類のものを発見したと主張しているものもある。
この特殊な例では、リモート・ビューワーは1988年に中東のある場所で聖櫃そのものと思われるものを発見したとされている。
「ターゲットはコンテナです。このコンテナの中には別のコンテナがある。ターゲットは木、金、銀でできており……6枚の翼を持つ天使の装飾が施されています」
興味深いことに、リモート・ビューワーは自分たちが実際に探すよう指示されているものが何であるかを聞かされていなかった。
彼らは当時、ターゲットは地下にあり、「儀式と復活」に関係しており、また「実体」によって守られていると主張。報告書によると、それを開くことができるのは「許可を得られた者」だけであり、”その時が来たら”(適切な時期にのみ)開くことができるという。
残念なことに、その場所は極めて曖昧で、リモート・ビューワーは『中東のどこか』としか言っていない。しかし、彼らが本当にそれを見つけたのかどうか、そして今もそこにあるのかどうかは謎のままである。
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【文 ナオキ・コムロ】
Photo credit: Wicked Little Cake Company on VisualHunt