インディ・ジョーンズはジョージ・ルーカスが原案、スティーブンスピルバーグが監督を務めたアメリカの映画シリーズである。ハリソン・フォード演じる考古学者インディアナ・ジョーンズが世界各地の秘宝を巡る冒険活劇であり、数多くのアクションシーンで人気を博した。
本シリーズは、映画配給会社パラマウントより5作品制作の契約を結んでいた。1980年代には第1作から第3作まで公開されていたもののそこから期間が空き、第4作目となる「クリスタル・スカルの王国」は前作から19年経過しており、シリーズ最終作となる「運命のダイアル」はそこからまた15年後の2023年に公開された。この第5作目は、ルーカスとスピルバーグがノータッチで、また本作を以ってハリソンはインディ・ジョーンズ役の引退を表明している。
インディ・ジョーンズには、ある2つの「死亡説」が囁かれている。
一つは、1984年に公開された第二作目「魔宮の伝説」に登場する子役が事故によって死亡したというものだ。本作では、インディの相棒としてショーティと呼ばれる少年が登場する。ショーティを演じたのは、中国系ベトナム人のアメリカ俳優キー・ホイ・クァンであり、1985年に公開された『グーニーズ』にも出演。
結論から言うと彼は存命中であり、2022年公開の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』での出演で第95回助演男優賞を受賞している。
このような死亡説が広まってしまった理由の一つは、この当時ハリウッドにおいてアジア系俳優の配役があまり望めなかったこと、そして彼自身が映画製作へ興味が移ったという事情から、俳優業を休止したことが上げられる。また、インディ・ジョーンズは危険なシーンも多々あり、中でも両脇に子供を抱えて爆発をかいくぐりヘリコプターから脱出をするシーンにおいては、インディのスタントマンと子役が犠牲になったというような噂もあった。
このような、表舞台に登場せず裏方へ活動の場を移したということ、そして危険な撮影シーンが多いことが子役死亡説を生み出したと言える。
もう一つは、ヒロイン役の女優が死亡したというものである。第1作のヒロインであるマリオン・レイヴンウッドは、カレン・アレンが演じ、彼女は最終作でカメオ出演もしている。ヒロイン役の死亡説が流れた理由は、先述した子役の死亡と混同したことも一因として考えられているが、最終作の時点で彼女がすでに70歳という高齢であったことも関係していたと言われている。
さらに、最終作においてはその撮影時にスタッフがホテルで自然死したということが実際に発生しており、これ自体撮影とは直接の関係は無かったものの、「死亡者が出た」出来事として印象を強く残す結果に繋がってしまったのかもしれない。なお、彼女は現在も存命だ。
しかしながら、インディアナ・ジョーンズにまつわる逸話は、そのような悪い話だけではない。
2023年10月、インディ・ジョーンズのロケ地となったヨルダンの世界遺産・ペトラ遺跡にて、地下に隠された2000年前の墓が発見された。その発掘調査においては、まるで第3作「最後の聖戦」に登場した聖杯を思わせるような遺物も発見されたことで、リアル・インディージョーンズだと話題にもなった。インディ・ジョーンズは、今も人々を魅了し続けている。
【参考記事・文献】
インディ・ジョーンズ
https://x.gd/tmdQs
インディ・ジョーンズ
https://x.gd/H1icN
インディージョーンズ魔宮の伝説の子供は誰？子役が死亡したという噂についても
https://karin-zakki.com/makyuunodensetsu-kodomo-7904#toc5
インディジョーンズのマリオン役が死亡？！噂される理由3選！歴代ヒロインの現在も徹底紹介！
https://gurenge-hana.com/archives/16155
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