フロリダ半島、プエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域「バミューダ・トライアングル」は昔から船や飛行機が消失する海域として有名だ。だが、アメリカには「陸のバミューダトライアングル」とも呼ばれている奇妙な三角地帯が存在している。それがマサチューセッツ州南部に存在する「ブリッジウォーター・トライアングル」だ。
ブリッジウォーター・トライアングルは同州南東部のアビントン、レホボト、フリータウンの3つのポイントを結んでできる200平方マイルの三角形地帯で、作家のローレン・コールマン氏によって最初に定義された。一見普通の自然豊かな地域だが、ここでは説明のつかない現象が数多く報告されているという。
例えば「精霊の住む場所」と言われるホックモック湿地は、ビッグフット、巨大なヘビ、巨大な鳥、さらには古代の翼竜さえ含むあらゆる種類の珍しい生き物の目撃証言が報告されている。
この地域は1,700年前、ネイティブアメリカンのワンパノアグ族の狩猟場と埋葬地として使われていたそうで、今でも彼らの死と病気の主神であるホックモック(ホボモック)が住んでいると信じられている。湿地帯の名前もこの言い伝えから来ている。
また、フリータウンフォールリバー州立森林公園は、さまざまな儀式的な殺人やその他の邪悪な行為が行われていると噂されている場所だ。
ここでは無数のUFOや火の玉の目撃、ポルターガイストが報告されており、これらの現象の原因はネイティブアメリカンの呪いのためだという伝説が存在。
この自然公園で特徴的なランドマークの一つ、ソリチュード・ストーンには「汝、将来ナンカテセット川のほとりを歩く者は、別れ際に朗らかに寝言を歌った者ではなく、彼が口説いた美女を愛せよ」という碑文が刻まれている。
何らかの色恋沙汰を想起させる内容だが、この石は奇妙なことに自殺志願者を引き寄せてしまうらしい。長年にわたって自殺者の遺体が何体も発見されていて、現在では「自殺の石」という悪名でも知られているという。
果たしてこの地では何が起きているのか。「死と病気の神」がいるというネイティブアメリカンの人々の伝説はもしかしたら真実だったのかもしれない?
(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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