ナダルは、お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズ(コロチキ)の主にボケを担当するお笑いタレント。
2014年に、西野創人(にしのそうと)に誘われてコンビを結成、キングオブコント2015で王者となったことで、大阪から東京へ活動拠点を移した。
一般的な評価としては、プライドが高く、すぐにウソをつく、後輩からのイジりは許さず、先輩芸人にもたびたび失言をするという、際立った「性格の悪さ」が周知されている。昨今では、「クズ芸人」と呼ばれるような芸人がたびたび取り沙汰されバラエティとして話題に上るが、ナダルはその先駆け的存在とも言われている。
そのスタイルは芸名の由来にすら現れているという。
当人の言によれば、この芸名はバルセロナで活躍したスペインの元サッカー選手ミゲル・アンヘル・ナダルに由来し、自分自身で命名したと説明していた。
ところが、実際は相方の西野がカタカナ三文字の芸名がちょうどいいのではないかという提案から、テニス選手のラファエル・ナダルをもとに名付けたのが本当の由来だという。
この西野の芸名案についてナダルが、「(俺が年上だから)俺が自分で考えたことにするなら」という条件付きでOKを出してナダルという芸名になったとのこと。この一件だけでもナダルのプライドの高さというキャラが垣間見える。
先輩芸人に対する失言・暴言についても、双子のお笑いコンビ・吉田たちが単独ライブを行なった時には「満員じゃないですか。まだ世に出てないのに」と言い、サバンナ高橋には「昔ほどオーラがない」と言い放ち、キングオブコント優勝後には「雨上がり(雨上がり決死隊)さんくらいなら余裕でなれる」と豪語、また「(FUJIWARA)藤本さんは人の真似してるだけ」などと数知れない。
これらは、多くの場合指摘されたり本人が登場したりすると、発言に対して言い訳をしてさらに火に油を注ぐ結果になるというのが、おおよそ定式化している。因みに、明石家さんまについても「さんまさんの笑いはようわからん」「やりづらい、芸の幅狭い」と言ったことがあったという。
また、すぐにバレる嘘エピソードを話すのも特徴的だ。
2019年5月14日に放送された『ロンドンハーツ』にて、当時お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤が露出の増えてきたおたけに嫉妬し、「太田と二人でおたけ抜きでやらねーか?という話をしている」との情報がナダルから語られたが、当の斉藤も太田も初耳という顔をし、問い詰められたナダルは「ちょっと脚色したんです」と耐え切れずに平謝りした。
また、ある生放送ではお笑いコンビ・三四郎の小宮について語る番組で、その当時一切小宮と面識が無かったにも関わらず、耳にした噂程度の情報をもとに全く嘘のエピソードを語ったこともあるという。
破天荒すら突き抜けたようなナダルの芸風であるが、2020年11月3日放送の『しくじり先生』にて相方の西野が語るところでは、ナダルの芸名をはじめ衣装や一発ギャグもアイデアは全て西野によるものであり、ネタですらナダルの提案が採用されたことは無いという。
一説には、ナダルは西野の操り人形であり、数あるクズエピソードからギリギリのラインのものを明かした上で、西野が絶妙なアシストをしながらさらにクズさを際立たせるように誘導していると言われている。ナダルの芸風は、相方西野による巧みなプロデュース力で築き上げられたものだと言えるのかもしれない。
【参考記事・文献】
・https://www.crank-in.net/news/65023/1
・https://hamsonic.net/ametalk-nadaru/
・https://x.gd/bTkU8
・https://mamakachan.com/nadaru-comedian-215#i-3
・https://ringosuki.jp/2019/06/03/021-2/#toc2
・https://itzmysnow.com/colochitty-nadal-episode-matome/
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【文 ZENMAI】
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