お見送り芸人しんいちは、グループカンパニー所属のお笑い芸人。R-1グランプリ2022王者であり、ギターを手にイキった人や失敗した人達に対する「好き」「応援するよ」という、いわゆるディスりを込めた歌ネタを披露する芸風として知られている。
もともと松竹芸能所属で「しんいちけんぢ」という漫才コンビを組んでいたが、上京後に相方が引退したことで自身も松竹を退社し、ピン芸人として活動を始めるようになった。
芸人としてのデビューは2009年だったことから、出場条件が2011年1月1日以降であったR-1グランプリ2022で芸歴詐称を指摘されたが、活動休止期間は芸歴から除くという但し書きもあったことで、実際に2年ほど活動休止していたということから出場が許可されたという逸話がある。
現在では、特にクズ芸人として周知されており、2023年10月5日に放送された『アメトーーク!』「令和の好感度低い芸人」では、彼がプレゼンをしてリーダーをつとめたものの、共に出演した「好感度低い芸人たち」を抑えて”最も”好感度の低い芸人となってしまった。
そんな中で、後輩芸人・やす子との不仲説にまつわる話もある。
ある番組に出演した彼は、かつてやす子と共に某撮影で進行役を務めたが上手くいかず、それを失敗談としてトークを展開した。その際に「やす子が僕とは絡みたくないってマネージャーに言ってるみたい」と、やす子側が共演NGを出していると語った。
この発言が放送されるや否や、「先輩を共演NGにするなんて!」と非難の声がやす子に殺到し炎上にまでなってしまったが、のちに別の番組でやす子は、「そんな三流芸人をNGにするわけないだろ」「マジでクソ野郎」と、普段は温厚な彼女とは打って変わって怒りを露わにし、その他彼から受けた数々の非礼な仕打ちを暴露。
この他、R-1王者になった時点で7人の交際相手がいると週刊誌で報道されるといったように、女性関係についてはたびたび取り沙汰され、Twitter(現X)のDMを通じてファンの女性と交流していることを示唆、ミスコン出場などタレント活動していた女性と不倫関係、さらには『水曜日のダウンタウン』でハニートラップドッキリでの対応によって、女性にだらしないというイメージも強く印象付けられる結果となった。
ところで、そんな彼の芸名や芸風を決定づけたのは、実はサンドウィッチマンの2人だった。
お見送りとは、文字通り先輩芸人やライブに来たお客たちが帰る際に行なう行為であるが、伊達みきおがある時ブログに「(彼の)お見送りがとても上手い」といった内容を書いたことに由来しているという。
また、サンドウィッチマンの全国ツアーに手伝いとして同行した際、小道具のギターを弾いていたところ、富沢たけしから「なんで今までそれをやってないんだ」と一喝され、それで歌ネタを披露すると予想以上にウケた。
ここからさらに毒舌を入れるようになり、皮肉と前向きな言葉を足した芸風が完成した。いわば、お見送り芸人しんいちそのものを形作ったのは、サンドウィッチマンだったのである。
【参考記事・文献】
・https://fumumu.net/437570/
・https://lite4s-blog.com/shinnichi/
・https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220408-OYT1T50146/
・https://www.himajinlife.com/entry/ametalk_reiwa_kokandohikui_geinin_20231005/
・https://genfunlife.com/shinichi-kuzu/#index_id0
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