新型コロナで復活…町を闊歩する「ペスト・ドクター」!住民から通報

イギリスにて、不気味なペストマスクの人物が町中で確認されて住民たちが不安に思って通報する、という報道があった。

問題の騒動が起きたのはイングランドのノーフォーク州の町ヘレスドンという場所である。目撃証言があったのはここ二週間ほどの間だそうで、不安に思った人々が警察に通報する事態になっている。

まるで尖った鳥のクチバシを思わせる、奇妙な形状のペストマスク。これは17世紀の「ペスト医師」の正式なコスチュームだった。全身をすっぽりと覆う黒いローブに黒い帽子、それに鳥を思わせる不気味なお面という姿のペスト医者は、相当不気味な姿だったこともあって当時の人々に恐れられた存在だった。




感染力が強く、多くの人々が亡くなったペストに対し、治療を行う医師も常にペストに感染する危機にさらされていた。そこで考え出されたのがペストマスクだ。

当時の医師はペストは「腐敗した空気」によって引き起こされると考えたため、鳥のクチバシのような形の部分に薬効のあるハーブ等を詰め、「悪い空気」を吸って自らもペストにならないよう予防した。またできるだけ肌を露出しないような表面に蝋を引いたローブは現代で言う接触感染の機会を減らすものであった。また、患者に直接触れること無く診療できるよう、手に杖を持っていた。

当時の治療法は現代とは違い、瀉血などが中心であったため、どれだけ精度が高いものだったのかは解らない。また、当時ペスト医師になった人物の中には医療知識がなかったものも少なくなかった。だが、いかに格好が不気味であっても、彼らは当時の医療の最前線で働いていた人々だった。




しかしペストの感染力が強く医療技術が乏しかった当時、常に病死者の隣にいるペスト医師はやがて恐怖の対象となっていく。ペスト医師は差し迫った死の際に現れる存在として、死神のような印象を持たれるようになっていったのだ。

そして時は流れて現在。新型コロナウイルス感染症の拡大に怯える人々の前にペスト医師の格好をした人物が現れた!ということで、怯えた市民からの通報が相次いでしまったようだ。

なお、警察はこの人物が何らかの犯罪を犯した様子はないと強調しつつも、どうしてこのような格好をしているのか聴取はしたいとのことだ。

関連動画
Caught on camera: Why is a “plague doctor” wandering around this U.K. town?

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©CTV News YouTube

 

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