古代マヤ人は現在のサッカーのような、ゴム製のボールを蹴り合うスポーツを行っていたと知られている。
詳細は不明だが、アルファベットの「i」の形をしたコートで2チームの選手がプレーしていたようだ。このようなコートは、古代マヤの都市遺跡から複数発見されていて、かなり活発に行われていたとみられている。
サッカー大国が多い中南米だけに、古代マヤ人にもエースストライカーがいたのかと気になるが、最近の研究でこの球技に用いられていたゴムの球に、なんと火葬されたマヤの支配者の遺灰が練り込まれていた可能性が高いという研究結果がある。
この説は考古学者のフアン・ヤデウン・アングーロ氏ら研究によるもので、彼らはメキシコ南部のマヤの都市遺跡トニナにてこの慣習の証拠を発見した、と述べている。
トニナの「太陽の神殿」の地下には有機物を詰めた約400個の容器が存在、容器の中身を分析した結果、トニナの指導者たちの火葬された遺骨が納められていることが判明。
毬の材料となるゴムの製造に使われた可能性が高いことが判明した。また遺跡で発見された首長たちの壁画も、この説を補強しているそうだ。
しかし、誰もがこの研究チームの発見に納得しているわけではない。ミドルベリー大学の人類学者ジェームズ・フィッツシモンズ教授などの専門家は「仮にマヤが火葬した遺骨を使ったとしても、支配者階級の遺骨を使う可能性は極めて低い」と主張している。
現状では証拠が少ないため、この説が正しいかどうかは更なる研究が必要になると考えられている。
(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Karl Oss Von EejaによるPixabayからの画像
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