3日、ロシアのサンクトペテルブルクにて中心部を走る地下鉄2号線車両内で爆発が起きた。
現地時間午後2時40分(日本時間午後8時40分頃)に発生、車両はサンクトペテルブルク中心部センナヤ広場駅から技術大学駅に向かっていた最中だった。
現在確認されている情報によれば11人が死亡、45人が負傷したとのこと。事件を受け当局はペテルブルクすべての地下鉄の駅を閉鎖、首都モスクワでも地下鉄内の警備が強化された。
ロシア連邦捜査委員会はテロの疑いがあるとして刑事捜査を開始。爆発は事前に計画された自爆テロの可能性があり、容疑者として中央アジア出身のイスラム過激派と関連がある23歳の男性の行方を追っている。
男性は周辺の監視カメラに姿が捉えられているとのことだが、複数犯の可能性もあるとして画像の分析を行なうという。また、現在イスラム過激派からの犯行声明なども出てきていないため、更なる捜査を行っている模様。
同日、サンクトペテルブルクではベラルーシのルカシェンコ大統領との怪談のため、プーチン大統領が滞在中であった。そのため、今回の爆発事件は大統領暗殺の可能性も視野に入れたテロではないかとする見方が存在している。
プーチン大統領に対しては、現在でも明らかになっているだけで過去5回は暗殺計画が行われているが、幸いにもいずれも事前に阻止されるなどして未遂で終わっている。
プーチン大統領は共同会見にて「特殊部隊の責任者と話し、原因究明を急がせている」と語っている。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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