プロレスラー・谷津嘉章(やつよしあき)は、奇妙な体験を何度かしているという。
新日本プロレスに入団し、修行のために渡米した時のこと。その日、彼は同業者たちと共に、試合のためニューヨーク州ローチェスターにある小さな町のシビックセンターを訪れた。そこは19世紀ごろに建てられたという赤レンガ造りの古い建物であり、多目的ホールとステージが設置され、その裏には大小いくつかの控室が備わっていたという。
谷津がホールに入るための階段を登ろうとしたその時、ピアノの演奏音と女性の歌声のようなものがどこからともなく聞こえてきた。
重い空気のようなものを感じつつも、谷津は試合が開始するまで外国人選手らとともに大部屋で過ごしていた。試合開始まで1時間弱と迫ったころ、控室に向かおうと、とある小部屋に向かった谷津であったが、その部屋を開けると、鏡台の前に女性が一人座っていた。
入る部屋を間違えてしまったと思い、谷津は慌ててドアを閉めたのだが、通りかかったキラー・カーンに尋ねてみると控室はそこで間違いないと言われた。そんなばかなと思いながら、谷津がもう一度扉を開けるとその女性はどこにもいなかったという。

谷津は、そのシビックセンターに計3度訪れたが、訪れるたびにピアノと女性の声を聴くことになった。そして、決定的となったのは3度目のことであった。
20時から始まった試合の最中、タッグ戦でエプロンサイドに待機していた谷津は、周囲の観客の声援がふと聴こえなくなったことに気がついた。すると、あのピアノの音と女性の声がステージのほうから聞こえてくるではないか。
思わずそちらに目を向けた谷津が見たのは、緞帳の隙間からリングを眺めている緑色のドレスを着た女性の姿だった。あまりにもハッキリと見えてしまい、谷津も心底驚いたという。
試合後、谷津はシビックセンター近くのビジネスホテルに宿泊することになったが、恐怖からかなかなか寝付けなかった。そして翌朝、チェックアウトのためにロビーへ降りていった谷津は、そこのソファーのそばにかかるコンサートホールの落成記念と思しき集合写真のようなものに気がついた。
よく見てみると、なんとその写真の中に自分が見たあの女性の姿があった。
その後、谷津はホテルをあとにしたが、あの女性がなぜ自分にだけ見えていたのか、そうであれば一体何を訴えようとしていたのか、すべては謎のままであるという。
【参考記事・文献】
・https://x.gd/6qrso
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