10月になるとハロウィンの時期となる。日本ではお化けの仮装した子供たちが近所を回ってお菓子をもらうイメージだが、海外では9月に入ると家中を飾り付けて準備するなど大規模に祝うイベントの一つなのだ。
飾り付けも可愛らしいものではなく、家がお化け屋敷になるような大がかりでリアルな造形のものも多い。そのためか、先日はハロウィンの飾り付けが原因で変わった事件も発生していた。
9月30日土曜日の夕方、ニューヨーク州北部グレンフォールズ市の住宅にて火災が発生したとの通報があった。現場で撮影された動画には、上階の窓から燃え盛る火と煙が確認できる。
通報を受けて現場には消防士が駆けつけたのだが、家事の真相はとんでもないものだった。
グレンズフォールズ消防署によれば、消火のために到着した隊員たちが現場で見たのはなんと”ハロウィーンのディスプレイ “であったという。「2つのLEDライト、箱型の扇風機、銀色のシート」、そしてスモークマシンを使って炎を窓に投影した結果、煙探知式の火災報知器が誤作動した上に外から見ると火事だと誤認してしまうほどリアルな光景を再現できてしまったようだ。
なお、消防署は部屋の持ち主に連絡し「今月末(つまりハロウィン当日)まで金曜と土曜の夜に限定して公開する」という約束を取り付けたため、この部屋の持ち主は法的に問われる事などはなかったそうだ。