パワースポット

川にしか見えない海峡が存在?!ギネス認定世界一狭い海峡「土渕海峡」

土渕(どぶち)海峡は、香川県の瀬戸内海にある小豆島本島と前島の間を流れる海峡である。1996年、ギネスによって「世界一狭い海峡」との認定を正式に受けた。

土渕海峡は全長2.5kmあり、幅は最大箇所で400mある一方、最も狭い箇所では9.93mしかない。一見すると単なる川にしか見えないものの、そもそも「海峡」とは陸地によって狭められた水域を指す。

日本語では「海」の字が入っているものの必ずしも海とは限らず、アメリカ五大湖の中にあるマキナック海峡はミシガン湖とヒューロン湖をつなぐ”海峡”となっている(これについては「湖峡」と称される場合もある)。

土渕海峡の名称は、前島(土庄地区)と小豆島本島(渕崎地区)からそれぞれ土と渕の字を抜き出し付けられたが、実はこの名前が付けられたのは90年代に入ってからであり、それまでこの海峡には名前が存在していなかった。

1990年に一度ギネスへの申請を行なった際は、この名前が無いという事情から”国家機関の承認がない”と判断されて認められなかったのである。その後、国土地理院の地理図への記載を申請するなど対策を講じ、計3度の申請を行なった末にようやく認定を受けた。

現地の土庄町役場に行くと、「横断記念証明書」を有料発行してもらえるという。ギネスに認定されて以降は、主に観光客の人気アイテムとなり、年間8000枚ほどの発行数を誇り、町の観光資源となっている。

「瀬戸」とは、もともと「迫門」と書いたのが由来であり、「迫(せ)=狭い」「門(と)=通り道」を意味しているという。つまり、瀬戸という言葉自体がそもそも「狭い水路」の意味を持っているのだ。

その狭い水路の中で際立って狭いという記録を打ち立てた土渕海峡の存在は、ある種の必然であったとも言えるだろう。

【参考記事・文献】
https://blog.canpan.info/funenokagakukan/archive/617
https://www.excite.co.jp/news/article/E1543892701234/
https://www.my-kagawa.jp/point/310
https://geo-history-zatsugaku.com/japan-geography/dofuchi-kaikyou/

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【文 ナオキ・コムロ】

画像 ウィキペディアより引用

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