教育評論家・尾木ママこと、尾木 直樹氏が6月19日付けのブログにて「尾木ママへのささやかなプレゼント」というタイトルで家族から夜食でナスのプレゼントがあったことを写真付きで更新した。
尾木ママは「大好物の茄子料理 三点セットでしたよ」と終始テンションあがりっぱななしでおいしく焼きナスをいただいたという。
尾木ママのナス好きは以前から知られており、以前も自身のエッセイにて「手料理を作る際はだいたいナス料理」「作るナス料理のレシピによって愛情度が測れる」と発言している。
自分でナスを買う時はスーパーで袋詰めではなく、ひとつひとつ選定し購入していくというからそのこだわり様はなかなかなものである。
尾木ママとナスにはまだまだエピソードがあり、2010年放送の『ホンマでっかTVスペシャル』にて尾木ママは日本のことわざ「秋茄子は嫁に食わすな」の隠された意味について語ったことがある。
「秋茄子は嫁に食わすな」は「おいしい秋の茄子は、もったいないから嫁には食べさせるな」「茄子は体が冷えるので食べ過ぎないように注意する」という意味で使われるが、尾木ママの説では「嫁」の部分は本来「夜目」で「夜目」とはネズミの意味を指すという。
つまり「秋茄子はおいしいのでネズミに食べられないよう気をつけろ」という意味だったのだという。
現に鎌倉時代の和歌集「夫木和歌抄」には「秋なすび わささの粕につきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも」というよく似た文があり、これは「棚に秋茄子を置いておくとネズミに食べられる恐れがある」ということも表したものだという。が、こちらの説にしても「嫁」を「夜目=ねずみ」と弄ったものといわれており、はっきりした意味は明らかになっていない。
尾木ママは『ホンマでっかTVスペシャル』では「ネズミ説」を推していたが、近くにいた国語学者の先生があまりいい顔しなかったため「俗説」という意味が強いという。
(文・江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
尾木直樹 小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。