9月3日、週刊少年ジャンプの連載中の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こち亀)の連載終了が発表された。
1976年の連載開始以降40年間休載もなく、前人未到の単行本200巻を記録した国民的漫画の終了は速報扱いでニュース番組でも取り上げられた。
しかし、「こち亀」の正式タイトルである『こちら葛飾区亀有公園前派出所』はあまりに長く噛みやすいタイトルのため、ニュースを伝えるアナウンサーが大苦戦しているという。
現にNHKの某ニュースでは「こち亀の愛称で知られる『こちら葛飾区亀有公園前派出所』・・・」の「派出所」の部分を「はしゅじゅしょ」と盛大に噛んでしまう事故が発生。また別のニュースでは噛みやすいことを事前に察知したアナウンサーが『こちら葛飾区亀有公園前・・・派出所』とあえて公園前と派出所を分けて報じるなど苦労しているという。
なお、事故はこれだけではなかった。
なんと、連載終了の件をファンに伝える秋本治先生も日本語の「いいまつがい」をしてしまったというのだ。
「(主人公の)両さんの引き際としては200冊残して40周年で祝ってもらってスッと消えるのが一番いい大団円かと思い(連載終了を)決めました」とバシっと語っていたが、「大団円(だいだんえん)」を「だいえんだん」と間違えて発言してしまった。
「だいだんえん」と「だいえんだん」、確かに言い間違いやすいミスではあるが、秋本治先生もそれだけ緊張していたということであり、「大団円」という言葉が日本一ふさわしくない漫画だっただけにファンの間ではアナウンサーの噛み事故も秋本先生のいいまつがいも「それもご愛嬌」と寛容な見方が多かったと思われる。
(文:北島あいら ミステリーニュースステーションATLAS編集部)