妖怪・幽霊

【実話 ちょっと怖い話】 納戸婆

納戸婆のようなバァさんを見たことがあります。

1993年頃、島根県の石見の方に行ったときのことです。最近建てなおした、というきれいなお宅で、階段の下を収納戸にしたスペースがあったのですが、霊気がするのでそこを開けてみると…。




中に着物を着た半透明のおばぁさんが座っているんですよ。

正座して・・・。何をするでもなく・・・。ただくつろいでいる感じでしたが。

相方(霊能者)がその婆さんに話を聞いてみると、どうやらこの家の先祖に当たるお婆さんで、建替えて収納戸になってしまった場所は、婆さんの生前の部屋だったらしくて。

死後もその居間の低位置でくつろいでいたんですよ。

妖怪化していたわけでもなく、普通の温厚な先祖霊なんで、厳密には妖怪「納戸婆」とはちょっと違うかもしれませんが・・・。

その頃は「妖怪・納戸婆」を知らなかったんで、ホウキでたたく、という撃退法(?)も試せなかったのですが。

それと似たパターンで、先日(2001年7月)に山口県徳山のあるお宅で・・・。




風呂場を開けたら爺さんが、というのがありました。

服を着たままでお風呂のフタから上半身が出ている、という状態で。こちらは先祖ではなく、ただの通りすがりの霊でしたが。

(あーりん ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)