【大天狗】
骨董品屋で購入したもの。
【天狗と崇徳上皇】
日本三大怨霊の一人としてあげられる崇徳上皇は、流された讃岐の地から朝廷へ送った写本が送り返されて激怒し、舌を噛み千切って呪いの文言を書いたことで知られる。
その際、爪と髪を伸ばして悪鬼のような姿となって、生きながらにして天狗(白峰魔王)になったという言い伝えがあり、讃岐の三大天狗、相模坊・中条坊・金剛坊を従えていたという。
『太平記』によれば、愛宕山を陣取って集結する鬼神たちとともに世の中を大乱に陥らせるための謀議がなされたと言われ、また背に翼が生えて異形となった崇徳上皇の目撃もなされたという。
(写真:山口敏太郎事務所)
