ドナルド・トランプ・現アメリカ大統領は、ジョン・F・ケネディ元大統領、ロバート・F・ケネディ元上院議員、公民権運動の象徴であるマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの暗殺をめぐる数十年にわたる秘密の蓋を吹き飛ばすと誓った。
トランプ大統領は昨日、大統領執務室で爆弾となる大統領令に署名、半世紀以上にわたって無数の陰謀説を煽ってきた3つの殺人事件に関連する、残っているすべてのファイルの即時機密解除を要求した。
「これは大問題だな?多くの人が何年も、何十年もこれを待っていた。すべてが明らかになる」とトランプ大統領は語った。
このセンセーショナルな動きは、何年にもわたる遅延と編集の結果、最も爆発的な文書が封印されたままになっていたことを意味する。しかしトランプ大統領は、秘密主義の時代は終わったと主張する。
「ジョン・F・ケネディ大統領、ロバート・F・ケネディ上院議員、マーティン・ルーサー・キング牧師の暗殺から50年以上が経過したが、連邦政府はこれらの事件に関する記録をすべて公開していない。彼らの家族とアメリカ国民は、透明性と真実を知る権利がある。これらの暗殺に関連するすべての記録を遅滞なく公開することが、最終的に国益にかなうのだ」と大統領は宣言。
JFKは1963年にダラスで射殺され、リー・ハーヴェイ・オズワルド(Lee Harvey Oswald)が単独犯だと公式に認められているが、オズワルドが単独で行動したのか、それとももっと大きな陰謀があったのか、多くの人が疑問視している。
大統領の弟ロバートも1968年、ホワイトハウスの選挙運動中に同様の悲惨な運命を辿り、サーハン・サーハンが殺害の罪で有罪判決を受けた。一方、公民権運動の顔であったマーティン・ルーサー・キング・ジュニアは同年、メンフィスでジェームズ・アール・レイに射殺されたとされる。
何十年もの間、CIA、FBI、その他の団体が関与する影の陰謀の噂が暗殺の周囲を渦巻かせてきた。すべてを公開するというトランプの決断は、ついに大きな疑問に答えることになるかもしれない。
「これ以上秘密にしておくのは公共の利益に反する。アメリカ国民はもう十分待った。すべてを公表しよう」とトランプ大統領は述べている。
この命令は情報機関に対し、15日以内にすべてのJFK関連記録を公開する計画を策定するよう指示し、さらに45日以内にロバート・ケネディとマーティン・ルーサー・キング・ジュニアのファイルに取り組むよう求めている。
「これは大きなものになる。人々はこれらのファイルについて何年も疑問に思ってきた。今、我々は彼らに答えを与えるつもりだ」とトランプ流に、この劇的な出来事を大げさに宣伝。
この公開が陰謀論に終止符を打つにせよ、火に油を注ぐにせよ、一つ確かなことは、この決定がアメリカ最大級の未解決ミステリーに再び火をつけたということだ。そして、典型的なトランプ流のやり方として見れば、誰もが話題にすること請け合いだ。
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【文 ナオキ・コムロ】
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