【妖怪尽くし】
かつて様々な分野における、あらゆる種類をあげていったものを「~~尽くし」と称し流行していた。
【玩具絵】
月岡芳年による女性の多様な仕草を描いた連作錦絵の「見立多以尽」(みたてたいづくし)、歌川広重による30種もの魚介類と共に植物を描いた「広重魚尽」(ひろしげうおづくし)、菱川師宣による江戸時代の職業や風俗を描いた「職人尽倭画」(しょくにんづくしやまとえ)などがある。
江戸時代から明治にかけて多く描かれ、江戸時代には”手遊び絵”、明治期には玩具絵(おもちゃえ)と呼ばれていた。多くは子供が遊んだり鑑賞したりする目的で描かれたものであり、中には切り抜いて人形遊びのように使用できるものもあったという。
(写真:山口敏太郎事務所)
