人間はサルから進化したというのが一般的な認識である。
人間は胎児のころはしっぽに似た器官があり、背骨の末端には尾骨というしっぽの名残、とも言える骨が存在している。これらは人類の遠い祖先にしっぽがあったという事を証明する痕跡でもある。
だとすると、先祖返りなどでしっぽの生えた人間が生まれてくる事もあるのだろうか?
実は、「しっぽが生えた人間」の報告は世界各地で報告されている。
2002年にはインドのパンジャブ州カラールの町にてしっぽがある赤ちゃんが生まれ、土地柄もあってかヒンドゥー教の神話に登場するサルの神「ハヌマーン」の生まれ変わりだとして話題になった。
ちなみに、この男の子のしっぽの長さは約10センチで、父親によれば「神様と同じように体に9つの斑点があった」という。
また2015年には、中国でなんと15センチもの長さのしっぽが生えた状態で生まれた子供の報告があった。
この子は「小猿ちゃん」と家族に呼ばれて愛されていたが、今後の成長の事を考えて11ヶ月の時に手術でしっぽを切除したという。
なお、先祖返りで生えてしまったしっぽの中には骨や神経などは存在していないという。二分脊椎症のような場合でない限り、合併症や後遺症もなく切除することは可能だそうだ。
(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)