新浜レオンは、千葉県出身の演歌歌手である。同じく演歌歌手の髙城靖雄を父に持ち、自身をはじめB’zや倉木麻衣が所属するビーイングでは、初輩出となる演歌歌手となっている。
デビューシングル『離さない 離さない』(2019)がオリコン週間ランキング演歌・歌謡部門で1位を記録するヒット、以後冠番組『はじめまして!僕、新浜レオンです!!』をはじめとして、ライブ、テレビ番組・ドラマ、ラジオなど、広く活躍している。
彼自身が歌手を志し始めたのは思ったよりも遅く、大東文化大学3年生のころに「ミスター大東コンテスト2017」でグランプリを獲得したことがきっかけであった。そこから、父親のカバン持ちからスタートし、父を師匠として歌手になることを目指したという。
なお、彼からカバン持ちにして欲しいと言われた父の反応は特に否定も無いもので、思ったよりすんなりだったとのこと。
彼はもともと、プロを目指していたほど野球にのめり込んでおり、千葉英和高校時代は、主将・捕手を務めていた。夏の甲子園を目指したものの最高成績は千葉大会ベスト4にとどまり甲子園の土を踏むことはできなかった。
だが、歌手としてデビュー後、2023年に甲子園球場で行なわれた阪神ヤクルト戦の始球式にて当時使用していたキャッチャーミットを手に代表曲『捕まえて、今夜。』(名探偵コナン・犯人の犯沢さんの主題歌)が流れる中登場、まっすぐな投球に観客も驚くほどの元球児ぶりを見せつけた。
因みに、ソフトバンクの重田倫明は高校時代の同級生だという。
長身でイケメン、そして「新浜レオン」という名から、ハーフではないかと思ってしまう人もいるようであるが、当然ながらこの名前は芸名である。
その名前は「強い決意と地元への愛」という意味が込められているとされ、「新」は令和初日の5月1日にデビューしたこと、「浜」は地元である千葉の海浜のイメージから、「レオン」は猛々しさを表すラテン語の獅子、力強さを表すゲルマン語の雷を表す言葉で構成されているとのこと。
また、彼は父と共に幼少期から猛烈な西城秀樹ファンであることを公言している。プライベートでフィルムコンサートに行ったこともあり、時間さえあれば西城秀樹の動画やコンサート映像を見ているというが、もちろんそれだけにとどまらない。
ファンにとって、その推しの人物や作品に縁ある場所を訪れる、いわば「聖地巡礼」は珍しくないが、彼も西城秀樹ゆかりの場所に足を運び、好きすぎるあまりに西城秀樹の故郷である広島のゆかりの地を訪れるNHK「いのちのうたフェス2023」にも出演。
幼少期に西城秀樹がよく行っていたお好み焼き屋があり、彼はうどん入りが好みであり、自分も食べた。西城秀樹は、町の祭りで小さい頃に水原弘の『黒い花びら』を歌っていたことがあり、30~40代ころの秀樹本人も歌唱し、自分も同じ場所で歌った・・・といったようなエピソードを持つ。
あまりの西城推しぶりから、2024年の紅白初出場が決定した際、西城秀樹オフィシャル・ウェブサイトから、メッセージが投稿されたほどであった。
余談だが、彼の父・髙城靖雄は『伯方の塩』のイメージキャラクターとなっており、彼の楽曲『男龍』の中の一節「男の汗」という歌詞の部分が、かの有名な「は・か・た・の・塩!」のフレーズの元ネタになっている。因みに、あの耳に残る「は・か・た・の・塩!」と喋っている声は彼ではない。
【参考記事・文献】
・https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202307090001806.html
・https://nyaakoweb.com/niihama-leon/
・https://vault131.com/niihama-leon-wiki/
・https://www.nikkansports.com/baseball/news/202307090001419.html
・https://hitoholics.com/niihama-reon-name/
・https://x.gd/zLcn9
・https://x.gd/bctFp
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【文 ZENMAI】
画像 ウィキペディアより引用