業界のウワサ

あのハリウッド俳優とのシンクロ?!「シルヴェスター・スタローン」伝説

シルヴェスター・スタローンは、『ロッキー』そして『ランボー』といった代表作で知られるアメリカの俳優である。

肉体派アクション俳優としての名声をほしいままにし、還暦前後にして主演作『ロッキー・ザ・ファイナル』では王者経験のある現役ボクサーの本気のパンチをくらっているほど強靭である。

そのような役柄ゆえに彼はケガも絶えない人物として知られている。また、他のアクション作品においても、崖から飛び降りて肋骨を数本折る、腕を数針縫う、スタント中に首の骨を折るなど、かなりの大ケガを幾度も経験しており、『ランボー』では「怪我を糸で縫う」というシーンが文字通り本当にそのままの行為であったこともあった。

シルヴェスター・スタローン出演作品

同じく俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーとは、以下のようなエピソードもある。

一時、彼らはお互い犬猿の仲を噂されていたが、ある時撮影で肩を酷使していたスタローンが撮影を終えてから肩を診てもらうために病院を訪れた。すると、なんと同じ列にシュワルツェネッガーも並んでいたという。

実は、この時彼もアクションシーンの撮影によって肉体を酷使していたために肩を診てもらうことになっていた。当時は、両者が共演をしている『エクスペンダブルズ』シリーズも撮影が進められていたため、偶然とは言え、ある意味で絶好の宣伝にもなったのではないだろうか。

その一方、スタローンは何度か死亡説が流れたこともある。

2018年2月、ベネズエラのとある実業家のSNSアカウントにて「さようならチャンピオン、スタローンが前立腺がんのため死去」といった投稿がされた。この投稿をすぐさま芸能記者がキャッチし、その結果アメリカ国内の一部ニュースメディアが確認を取らないままに報道をしてしまった。

「闘病中であることを秘密にしていた」などと記されていた投稿であるが、当のスタローン自身は元気そのものであり、翌日には全面的に否定する旨をSNSで発信した。発端となった投稿は現在削除されているようだが、誰かの嘘を鵜呑みにして発信してしまったのか、いずれにせよ迷惑この上ない内容であった。




なお、スタローン死亡の誤報はそれ以前にも起こっており、2012年に同じく俳優として活動していた息子のセイジ・スタローンが自宅にて心臓発作で死亡した際に、一部メディアが「シルヴェスター・スタローン死去」と報道してしまうというとんでもない出来事もあったという。

因みに、これほどにスター俳優として活躍しているスタローンであるが、アカデミー賞授賞式の前夜に行なわれ、その年の最低の映画を決定するという「ゴールデンラズベリー賞」においてはノミネート回数最多を誇っており、10回ほど受賞、1999年には「20世紀最低男優賞」を受賞したこともあった。一種のジョーク賞としても知られているものの、『ランボー』シリーズをはじめとして彼の作品は批評家受けが非常に悪いというのは事実であるらしい。

【参考記事・文献】
シュワちゃん&スタローンが親友のテレパシー!? 同日に肩の手術で仲良くお隣ベッドに
https://moviewalker.jp/news/article/27989/
シルベスター・スタローン
https://x.gd/TPKFO
スタローンとシュワルツェネッガーは犬猿の仲だった「同じ銀河にいることに耐えられなかった」
https://yorozoonews.jp/article/14766592
シルベスター・スタローンについて意外と知られていない20のこと
https://ciatr.jp/topics/208556

【文 ZENMAI】

Photo credit: Gage Skidmore on VisualHunt