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SETI研究所長の公式見解「高度なエイリアンが地球を訪れているとは考えにくい!」

地球外生命体が地球を訪れている可能性について、オープンかつ科学的に研究している組織がSETI(地球外知的生命体探査)だ。

SETIは何十年もの間、異星人からの信号を追い求めて宇宙を探し回ってきた。しかし、現在の会長兼最高経営責任者(CEO)であるビル・ダイアモンド氏は、「高度な異星文明の持ち主が地球を訪れたことがある」という考えについてはあまり乗り気ではないように伺える発言を行った。

ダイアモンド氏はSpace.comのインタビューにて、次のように語った。

「我々は、我々の空にエイリアンのテクノロジーが存在することを示す、信頼できるいかなる証拠も持っていません。また、政府がこのようなことを秘密にしているという考えもまったく馬鹿げています。政府側にもわざわざそんな事をする動機がないからです」

ダイヤモンド氏は、エイリアンが地球を訪れていないと言える理由の一つに、遠大な距離を上げて説明している。




「宇宙船を私たちの最も近い隣の星、ケンタウルス座アルファ星に送ったとしても、そこまで着くのに8万年かかります。星間空間という理解しがたいほど広大な距離を横断する能力を身につけた文明は、我々の理解を遥かに超えたテクノロジーを持っているはずです。もちろん、地球外文明が我々より何千年も進んでいて、宇宙空間をはるかに長い距離、はるかに速い速度で移動できる技術や概念を発見している可能性は否定できませんが」

ではなぜ、我々はどこかに宇宙人がいると信じてしまうのだろうか?・・・

「それは信じたいからです。広大な宇宙の中で生命が誕生した場所が地球だけだとは誰も考えたくない。 故に不合理であっても、可能性を信じたいのでしょう」

とダイヤモンド氏は語った。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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