UFO

1965年、ジェミニ4号宇宙飛行士が宇宙空間を漂う円筒形のUFOを撮影していた!

UFOの目撃報告でも、該当の物体に対して一般の人々より専門知識を有しているパイロットらの報告は信憑性が高いとみなされることが多い。ましてやそれがUFOの飛来してくるであろう場所で活動している宇宙飛行士ならば尚更だ。

1965年、NASAのジェミニ4号ミッションで宇宙に出たジム・マクディビット宇宙飛行士は、道中で奇妙な物体を発見したと報告。

「ミッションで宇宙を航行中、私は前方か宇宙船の外側に何かあるのを見つけて報告した。それまでは目の前には黒い空が広がっているだけだったのに。その物体は白い円筒形をしていて、隅から白い棒が突き出ていた。私は2台のカメラでそれを撮影した。太陽が窓を照らすと、もう外は見えなくなり、それは消えてしまった。ちなみにパートナーのエド・ホワイトは眠っていたので、同じものを見てはいなかった」

残念ながら彼が撮った写真は不鮮明なものであったため、正体を突き止めることはできなかった。しかし宇宙飛行士が宇宙空間で撮影したUFO画像ということで、非常に信憑性の高いUFO画像だと話題になったのである。

しかし、数年後にマクディビット宇宙飛行士は思いもよらない形でUFOの正体を知ることとなる。

「あの日見たものの正体は、窓に映ったボルトの反射に過ぎなかった。宇宙船の窓ガラスは3枚から5枚の層で構成されていた。船内にある小さなものでも、太陽の反射を受けると複数の窓ガラスに映り込んで見た目が大きく変わってしまう。あの日見たビール缶のような物体は単なる船内のネジで、反射が幾つも重なった結果そう見えてしまったのだと確信している」

恐らく彼は宇宙飛行という重要なミッションで緊張していたこともあり、過敏になって窓ガラスの反射と即座に気づくことができなかったのだろう。

ちなみに彼は1999年に上記の証言を行っているのだが、やは「宇宙飛行士の撮影したUFO」というインパクトは大きかったのか、近年のUFO関連書籍でも宇宙で撮影された本物のUFO画像として掲載されることがある。

Photo credit: x-ray delta one on VisualHunt