有名な博物館の所蔵品が夜になると動き出す…という展開の映画が「ナイト・ミュージアム」シリーズだが、実際に所蔵品が動いた、博物館で幽霊を見たという証言が多く出てきたため、調査をしたという報告があった。
ちなみにその博物館というのは、世界で一番有名な大英博物館である。
ノースカロライナ州出身で調査官兼アーティストのノア・エンジェル氏は、2016年以降、博物館での超自然現象について50人以上の人々から体験談を聞いている。
たとえば29年間にわたって大英博物館で警備員として働いていたある男性は、古代エジプト分野の展示室にいたとき、まるで冷凍庫に入れられたかのように急に気温が劇的に変化したのを体験したという。
また、別の博物館スタッフによれば、ある日の午後3時頃、とある場所で警備システムが作動、アラーム音が鳴ったのを確認したという。一般の人が立ち入られる場所ではなかったが、警備員に支持して現場に急行してもらい、監視カメラで確認することにした。
すると、監視カメラでは白く大きなオーブが部屋中を飛びまわっているのが見えたものの、現場に到着した警備員たちには何も見えなかった……という事が起きたそうだ。
エンジェル氏は2016年にたまたま博物館に関する心霊体験を耳にしたのがきっかけで、大英博物館での恐怖体験を調査することにしたのだという。現在までに収集した体験談は実に6ダースにものぼるそうだが、あまりこのことを知る人はいないという。
今後も調査は続いていくそうなので、今後の展開に期待したいところだ。

(勝木孝之 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Hulki Okan TabakによるPixabayからの画像