【実話怪談】某お嬢様高校にあった『3年0組』

 私の通っていた高校は大正4年創立の3年0組でした。

 祖母の時代には憧れのお嬢様学校だったらしいです。昔の生徒の写真等をみるとお下げに袴姿のロマンチックな女学生が写ってました。私の時代でも正門から校舎まで5分程坂道があり、「哲学の道」と言う横道があったり、校舎までの道脇に小高い丘があり天辺には桜が植えてあって「乙女ヶ丘」と言う看板があったり、昔の小説のような演出がされていました。




 この学校の1年2年生は、普通に1組から始まりますが、3年生には0組と言う教室があるのです・・・。

 そして、この0組には年に一度しか入ることができません。その一回で、教室の大掃除をして、机の中にノート、鉛筆、消しゴムを置いて来るのです。そして最後に先生が教壇の上にお線香を置きます。

 私達は先生からこう聞きました。

 「『3年0組』の教室にはその昔、戦争によって卒業できなかった生徒達が、今でも卒業するために勉強をしに来てますから邪魔してはいけません」

 戦争の犠牲となった乙女達の為に設けた教室なのです。




 先生達が真面目に話をするので邪魔をするどころか怖くて誰も近づきませんでした。

 たまに部活で遅くなったりした生徒などは、0組に登校してくる人影を何人もが見かけたということです。

(山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る