女優・歌手の中山美穂さんが、12月6日に都内の自宅の浴槽内で亡くなっているのがわかった。54歳だった。
1982年に原宿でスカウトされてジュニアモデルとしてデビュー、その後アイドル歌手としてブレイクを果たし、80年代後半から90年代前半にかけては、工藤静香さん、南野陽子さん、浅香唯さんと合わせてアイドル四天王と称された。
90年代半ば以降は、月9の常連になるほど女優業が中心となり、主演作としては女性の中でトップの7作品出演となった。
幼少期はアイドル歌手の全盛期だったこともあって、歌手になることを将来の夢として抱き、ところかまわず大声で歌ってたびたび周りから注意されていたという。
1985年に放送されたデビュードラマ「毎度おさわがせします」は、裸でシャワーを浴びるシーンのほかお色気描写が多々あったためにクレームが殺到したという逸話もあるが、これによって一気に知名度を高めることにもなった。
なお、「ミポリン」という愛称は1987年の『ママはアイドル』にて作中のアイドル・中山美穂役を演じた際の愛称に由来しており、それ以来お馴染みの呼び名となった。
1987年に放送されたドラマ『おヒマなら来てよネ!』では、急病のために第6話放送の代わりに急遽「緊急生放送スペシャル」と題された舞台裏を振り返る総集編のような放送が挿入、それによって全10話の予定が9話で終了するという珍事が発生していたこともあった。
(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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