今年6月、イギリスのマンチェスター空港にて滑走路に異常が発生、フライトに遅れが出るなどのトラブルに発展した。それから半年近くが経ち、「マンチェスター空港のトラブルの原因はUFOだった」という驚きの証言や証拠が出てきて話題になっている。
これらの証言は海外の掲示板サイトRedditに投稿されたもので、元の投稿者はRedditアカウントを作成し投稿、幾つかの質問に答えた後にそのアカウントを削除した事が解っている。
しかし、書き込みを見たりスレッドに参加していた人々が投稿や画像を共有していたため、引き続き議論することが可能となっている。問題の物体は大きな青い球体で、大きさは軽自動車ほど。接近した飛行機のパイロットによると、近づいたときに真上に飛び上がったという。
これらの写真は滑走路で副操縦士が撮影したとされており、撮影された状況などから比較してもかなり信憑性の高いものと言うことが分かる。
Spoke to @captainbiggalow & got photos they received from their colleges at Manchester airport. No metadata could be recovered, ELA good. Timeline clarified, object seen on ground (1) (2), reported to tower, ops vehicle investigates (3), orb shoots up and video taken (4). pic.twitter.com/HqRlsf10Cq
— PNW MPA (@PNWMPA) November 27, 2024
果たしてこの物体は何だったのか。
ネット上では様々な意見が寄せられており、中には「雨で沈んだ反射風船のようだ。飛び上がったというのは、地面に落ちた後風で飛ばされたのかもしれない」とか、「あるいはその逆だったのかもしれない。空中の風船を撮影し、それが地面に落ちた時に写真を撮ったのかもしれない」といった懐疑的な声もあった。
一方で、海外のUFO研究家であるマーク・クリストファー・リー氏は「この青い球体の目撃は、1957年にオーストラリア政府がエイリアンの球体を捕獲したという事件を彷彿とさせる」との見解を明らかにしている。
ちなみにこの事件で発見された球体は未知の物質でできており、浮遊する手段も見当たらなかった。この物体はオーストラリアのウーメラにある核実験施設で捕獲され、最終的に米国のライト・パターソン空軍基地に移送されたとか・・・
Spoke to @captainbiggalow & got photos they received from their colleges at Manchester airport. No metadata could be recovered, ELA good. Timeline clarified, object seen on ground (1) (2), reported to tower, ops vehicle investigates (3), orb shoots up and video taken (4). pic.twitter.com/HqRlsf10Cq
— PNW MPA (@PNWMPA) November 27, 2024
マンチェスター空港のUFOについて、一部ではロシアから飛来した無人機だとする説が上がっているが、空港外で目撃した地元住民の証言によれば「UAPは非常にゆっくりと動いていた」とのことなので、「ロシアのものであるならどうやってここまで来たのか。ここまでずっとこんなに遅い速度で飛んできたのか?」とリー氏は語っている。
ちなみにリー氏は1980年にサフォーク州のベントウォーターズ空軍基地にUFOが着陸したとされる事件を描いた新作映画「レンデルシャムUFO – ブリティッシュ・ロズウェル」製作のための調査結果から、エイリアンが地球の軍事基地(特に核兵器を保有する基地)を常に監視していると信じるようになった、と主張。
特に現在は地球上の多くの国々の間で緊張が高まっており、エイリアンの存在は監視を強化し、AIドローンを使って状況を監視していると言う。
ちなみにマンチェスター空港の広報担当者は、今回の件についてUFO説には触れず、「航空にとって脅威となる可能性のあるものを何でも検知するシステムを備えており、そのシステムが正常に作動したもの」と述べるに留まった。
果たして、この球体の正体は何だったのか。真相が明らかになる日は来るのだろうか。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Photo credit: JohnSeb on Visualhunt