ZEROロゼです。僕が5年前に体験した死神との遭遇の話です。
当時、一人暮らしをしていましたが、仕事を辞め次の物件が見つからなかったので、実家に少しお世話になる事になりました。
僕の実家の部屋は1階の角部屋でしたが、家を出てから物置部屋にされており、住む部屋では無くなっていました。
仕方がないので2階にある弟の部屋の隣に住む事にしました。築年数が古く、木造なので劣化が進み、東北大震災の影響で家の歪みがあり、入口のドアの接触が悪く半開きな状態でした。
寝る場所が無いよりかはマシかなと思い、仕方なくそこの部屋に次の物件が決まるまで住む事にしました。
そんなこんなでしばらくニートになった僕ですが、仕事と物件は探しつつ、居心地は悪いですが、次の部屋と仕事が見つかるまでの間ゲームしたりして過ごしていました。
いつものようにゲームをしていました。深夜0時になってそろそろ寝ようかなとゲームを止め、ベッドに入り即寝しました。
おそらく時間的に2~3時間後くらいでしょうか。真っ暗な部屋の中で誰かが自分のまわりをウロウロする足音がするんです。
眠かったので意識もうろうの中、きっと隣部屋の弟が兄を起こさないようにゲームを借りに来たのだろうと。
気にせず寝ようとしましたが、今度は足音と一緒に「はぁ、はぁ、はぁ……」と息を荒らげる声がしました。それを聞いた瞬間にこれは弟じゃない!もしかして泥棒!?怖い!と思って寝たフリをしていました。
部屋の床は畳だったのですが足を引きづるかのような「ズリッ、ズリッ」と「はぁ、はぁ」がとても恐ろしく、これは泥棒だったら飛び起きて逃げなきゃヤバいと思い恐る恐る目をあけました。
すると……
立ってたんです。僕の腰の横に立ってたんです。部屋は真っ暗ですが真っ暗より黒い人影が。
闇より暗い人影でした。背丈は小学校高学年くらいで男でした。
うわ怖い!と思い目をギュッと閉じました。するとまるで遠くから聞こえてたラジオの周波数が合ってないような雑音が次第に僕の近くで大きな音となりました。
よく霊体験した人の話でラジオの周波数が合わない音がするとは聞いた事がありましたが、本当にするんだなとその時に思いました。
すると同時に強烈な金縛りに。
金縛りって科学的に脳が誤作動して起こる現象かなと僕は信じていませんでしたが、本当に金縛りってあるんだなとさらに恐怖でした。金縛りに合いつつ、ラジオの周波数が合わない音がしつつ、今度は右耳のすぐ近くでまるでナイフのような刃物を耳元で高速回転して今にも切り付けられそうな恐怖で僕は意識を失いました。
失神したんだと思います。朝6時くらいに起きて隣の弟の部屋に深夜起きた出来事を話すと、ふーんそうなんだ?と冷静でした。
理由を聞くと俺もその部屋に住んでた頃に金縛りと左耳に爆発音はあったよと。ただし、真っ黒い死神は見てないし、ラジオの周波数が合わない音もなかったよ、と言っていました。
昔から実家で霊現象に遭遇する事が多かったのですが、あんなすごい体験したのは今にも後にも初めてです。
他にも信じられない霊の実体験がありますが小出しで書いていきます。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 ZEROロゼさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Aberrant RealitiesによるPixabayからの画像