呪い

【山口敏太郎の呪物コレクション】瞬きする人形

【瞬きする人形】

岐阜県のとある骨董屋で購入したものである。夜中に瞬きをしているのを、社員が何度も目撃している。

木の根から作られた珍しい人形だ。

【怪異をもたらす人形】

怪異をもたらす人形は非常に多く、映画『死霊館』のモチーフにもなったアナベル、キーウェスト・マーテルロー博物館に保存されているロバート人形、日本の北海道の萬念寺に保管されている髪の伸びる人形ことお菊人形など、さまざまだ。

丑の刻参りでお馴染みの藁人形や、ブードゥー人形など、はじめから呪物利用の目的で作られるものもある。字のごとく、「人の形」であるからこそ強い念が込められたり、また彷徨う霊体がとり憑いたりしやすいということなのだろうか。

(写真:大内かっぱハウス2F 山口敏太郎妖怪博物館)