不老不死、それは老いを避け、若さを保つという、昔から人々が追い求めてきたことでもある。医学や科学の進んだ現代であっても、老化を止めたり遅くする事はできていない。
しかし、中には大枚はたいてでも不老不死や永遠の若さを手に入れようとする人も存在している。海外セレブのブライアン・ジョンソン氏(47歳)もその一人だ。
テクノロジー業界の第一人者で億万長者であるブライアン・ジョンソン氏は2020年以降、ありとあらゆる方法を用いて老化を止める「プロジェクト・ブループリント」を自身の身体に対して行っている人物。
彼がこの計画を実行に移した背景には、数年前に健康状態が非常に悪化したことがあると言われている。それ以来彼は「完璧な不老不死」を手に入れるため、厳密すぎる体調管理と肉体改造に手を出した。
まず彼は自身に「同じ薬と食べ物を続けるという厳しい毎日のルーチン」を課した。さらに体調管理は「完璧な睡眠パターン」からなるという独自の理論を編み出し、体調管理スケジュールを崩さないために「パートナーが守るべき10項目のリスト」を作成した。
このリストは彼の「体調管理スケジュール」に即したものであり、この項目を一つでも守れない人はパートナーになる資格はないと切って捨てている。億万長者の彼にはパートナーに名乗りを上げる女性が後を絶たないようだが、このリストの条件があまりに厳しいため「彼のパートナーは永遠に現れないのではないか」と噂されているとか・・・
そんな彼が行う肉体改造は常人の理解の域を超えたものになっている。
なんと、若さを保つために17歳になる自分の息子の血液を輸血、「血を新しくする」事にしたのである。更に彼は体から脂肪が大量に失われている事が発覚しため、顔に脂肪を注入し失われた肌のハリとボリュームを取り戻す『ベビーフェイスプロジェクト』を実行に移したのだ。
「顔の脂肪は、人々が若さをどう捉えるかにかなり重要なことが分かりました。顔の脂肪がなければ、バイオマーカーがどれだけ優れていても意味がありません。そこで、失われたボリュームを取り戻せるかどうかを探るため、このプロジェクトを立ち上げました」
そうジョンソン氏は自身のXにてプロジェクトを説明。さらに具体的な手法やその経緯も写真付きで報告したのである。
「私たちは最初の治療法として、脂肪由来の細胞外マトリックスを注入して、体の自然な脂肪成長を刺激し、ボリュームを回復させるという治療法を選択しました。自分の体脂肪を使うことも可能ですが、問題は、私の体には抽出できるほどの脂肪がなかったことです。そのため、ドナーを使用しました」
しかし、術後の経過は芳しくなかったようだ。
「注射の直後から、顔が腫れ始めました。そしてどんどんひどくなり、目が見えなくなるまで悪化しました。ひどいアレルギー反応でした」
幸いにも7日後にブライアン氏の顔は元に戻ったそうだが、彼はこの結果にめげることなく「私たちは次の試みに向けて計画を練り直すため、再び戦場に戻りました」と述べている。
肉体改造にしては余りにも突飛で危険性も高いと思われる彼の「若返りプロジェクト」は、当然ながら識者や一般人からも非難の声が上がっている。しかしブライアン氏は「プロジェクト・ブループリントが世界的な運動に成長するにつれ、監視も厳しくなりました」と述べており、まだまだ「不老不死」の探求を続ける姿勢のようだ。
果たして彼のプロジェクトは成功するのか、気になる人は彼のXを見守ってみてはいかがだろうか。
I Tried To Make My Face Younger
(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
GrumpyBeereによるPixabayからの画像