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Youtubeで公開された「宇宙人の声」その真実とは…

先日、アトラスではネットで話題になっている「宇宙人の声」について紹介させていただいた。様々な都市伝説を紹介するサイトや動画で耳にしたことのあった人もいたのではないだろうか。

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この「宇宙人の音声」は1970年代に僧侶の北野氏が収録に成功したものであり、彼は初めて宇宙人と遭遇した時にも彼らの発する謎の言語を書き写していた。そのテキストの冒頭に「ググジャラー」という単語があり、そこから宇宙人のことも「ググジャラー」と読んでいたらしい。

宇宙人の音声の方もテキストの方も解読は不可能であり、どこの国の言葉とも似ていないが、密教の真言に似ているという指摘もあった。解読できる人物は北野氏の弟子に数人存在しているが、「宇宙人との約束で許可が出るまで内容を明らかにすることは出来ない」「口を滑らせた結果亡くなってしまった者もいる」とのことで、結局今日に至るまで解読はなされていない。

しかし、一聴した人はなんとなく解るかもしれないが、問題の音声を聞いていくとどうにも胡散臭く、普通の人が適当に長々と話しているだけの印象を受けるものとなっている。

また、宇宙人の言語を書き写したという文章と、問題の宇宙人の声とされる音声を照らし合わせてみても、単語や文法が合致する所がない。もし、本当に何らかの知的生命体による文語であるならば、共通して出てくる単語や文法の法則が存在して然るべきなのだが、言語と音声の双方ともに確認できない。

つまり、早い話が北野氏による創作であると見たほうが早いのであろう。この宇宙人の音声が公開された時はかなりセンセーショナルに扱われ、北野氏の経歴も明らかになったが、そこには疑わしい部分も多かったという。

新興宗教団体の代表が神や仏から授かった有り難いお言葉を信者に下すことは少なくないが、「宇宙人の声」もそんなお言葉の一種だったのかもしれない。

(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Paul ( PWLPL)によるPixabayからの画像