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太陽付近を飛行する惑星サイズのUFO?!「ソーラー・クルーザー」の謎

ソーラー・クルーザーは、太陽を映した画像の近くに見られる未確認飛行物体らしきもののことである。ESA(欧州宇宙機関)とNASA(米航空宇宙局)によって共同開発された太陽観測衛星「SOHO」より受信される画像に写り込んでいるのが発見され、以来多くのUFO研究家や愛好家たちによって指摘され、注目を集めている存在となっている。

太陽光に伴い飛行する乗り物、ということから「ソーラー・クルーザー」の名で呼ばれるようになったと考えられるが、実はNASAのプロジェクトの一環として、太陽を観測・研究するための同じ名前の宇宙船が開発されていた。

このプロジェクトは2025年に打ち上げを予定していたものの、2023年には開発をストップしてしまっており実現には至っていない。通常、ソーラー・クルーザーと検索するとこちらの方がヒットしてしまうため注意が必要だ。

さて、SOHOは1995年に打ち上げられて以来今も現役で太陽観察を続けているが、その一方で太陽の近くを通過する彗星も多く発見しており、2024年3月には発見した彗星の数が5000を突破しており、SOHO以外が発見した彗星の総数を大きく上回ったことで話題となった。

そんなSOHOの撮影画像に写り込むソーラー・クルーザーが注目され始めたのは、2000年頃になってからと思われる。

3月1日に撮影されたその画像では、十字架らしき形状をしたものが写っており、2002年2月24日の画像ではいかにも古典的な空飛ぶ円盤を彷彿とさせる形状の物体、2006年4月28日のものにはまるで翼を広げて飛び立つ鳥のようにも見える存在が写り込んでいたのだ。

近年のものでは、2016年2月16日、それまでに発見されていた白い光をまとったようなものとは異なり、機械的な構造を持っているようなソーラー・クルーザーが捉えられていた。さらに、5月28日には楕円形のシルエットに左右の両端からアームのようなものが伸びているように見え、まるでスペースインベーダーのような形状をしたソーラー・クルーザーが確認されている。

2017年には、何かを投射しているようにも見えるソーラー・クルーザーが見つかり、母船からUFOが飛び立っている様子を捉えたものではないかとの意見も上がった。

これらソーラー・クルーザーのサイズについては、一概に画像から割り出すことは難しいものの、一説には一つの惑星ほどの大きさがあるのではないかとの説もある。太陽のすぐそばに現れるという点については、太陽光を補給エネルギーとして利用しているという説や、太陽を守護するために定期的に接近しているのではないかとの意見も見られているようだ。

しかし、その一方で懐疑的な意見も当然ながら上がっている。中でも有力となっているのが、ソーラー・クルーザーの確認される際には大規模の太陽フレアが放出されていることが多いため、太陽風の影響を受けて発生した画像のノイズがこうした謎の飛行物体らしきものを写り込ませてしまっているのではないかとする説だ。つまり、自然現象ではないにせよ、それによってもたらされた通信システム上の偶然の産物ということだ。

ソーラー・クルーザーは、2020年代に入っても幾度と取り上げられている。その真相が公的に判明することはあるのだろうか。

【参考記事・文献】
Evidence of Alien Spacecraft Firing Huge Beam at The Sun
https://ufosightingshotspot.blogspot.com/2020/11/evidence-of-alien-spacecraft-firing.html
太陽観測機「SOHO」の観測で発見された彗星が5000個に到達!
https://sorae.info/astronomy/20240411-soho.html
ソーラー・クルーザー
https://ufojikenbo.blogspot.com/2017/03/solarCruiser.html
“ソーラー・クルーザー”の出現
https://amanakuni.net/uchu/22.html

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【文 黒蠍けいすけ】

Gordon TaylorによるPixabayからの画像