UFO・UMA

アウストラロピテクスの生き残り?!アフリカの獣人UMA「アゴグウェ」

アゴグウェは、アフリカのタンザニアやモザンビークを中心に目撃されている獣人型UMAである。全身が赤茶色の体毛で覆われており、身長は1~1.5mほどと小柄な体格であるが、一方で腕が異様に長いと言われている。

目撃情報などから二足での歩行が可能であるとされており、また「アウストラロピテクス」の生き残りではないかとも考えられている。

アゴグウェの最初の目撃情報例は1900年のこと。東アフリカで人食いライオンが騒ぎとなったために、ウィリアム・ヒッチェンズという男性がライオン狩りを命じられることとなった。彼が霧の立ち込める森の中へ入っていくと、その霧の中から二足歩行の何者かが現れ、すぐに霧の中へと消え去ってしまったという。

一見して小さかったため人間ではない生物だと思った彼は、地元のハンターにそのことを伝えると、それはこの地に生息するアゴグウェと呼ばれる毛むくじゃらの類人猿のような存在だということを耳にした。このことは、ロンドンの雑誌『December』に報告されたことでアゴグウェの名が広まった。

ヒッチェンズは、その後もう一度アゴグウェを見つけようと探索するも、二度と再び遭遇することはなかったという。だが、のちにヒッチェンズと同一と思われる存在と遭遇していたとされている人物が他に現れた。

1927年、カスバート・バーゴインは、船(貨物船あるいはボートの説あり)の乗って野生動物を観察しようとしていたところ、カニや貝類などのエサを求めて浜辺に集まっていたヒヒの群れを見つけ、双眼鏡でその様子を観察していた。

すると、海岸近くの森の中から見たことのない二足歩行の2匹の生物が現れ、ヒヒの群れの中に入っていったのだ。その生物は茶色い毛で覆われて人間には見えなかったが、ヒヒたちは避ける様子もなく2匹のその生物を受け入れている様子であったという。

彼は、後日にアフリカで猛獣狩りしている友人にこの話をすると、どうやらその友人も同じような生物に遭遇したことがあるらしいことがわかった。毛むくじゃらの親子と思しきその生物を捕えようと銃を構えたところ、地元住民から大声で止められ「撃ってはいけない」と釘を刺されたのだという。

さらに、1950年も動物収集家のチャールズ・コルディエがザイール(現在のコンゴ民主共和国)内の路上で鳥の罠にかかったアゴグウェを目撃、アゴグウェは転倒を繰り返しながらも自力で罠を外し、その場を去っていったという例もあるとのこと。

アゴグウェは、東アフリカの伝説の中にも「神秘的な存在」として登場するということから、いわば神獣のような見方がなされているのかもしれない。正体については、毛むくじゃらで手が長いという特徴が同じUMA「スマトラ島のオラン・ペンデク」の仲間ではないかというもののほか、冒頭でも述べたように「アウストラロピテクスの生き残り」という説も根強い。

広大なアフリカには多くの類人猿が存在していると言われており、異種配合による新種も多く誕生しているのではないかと考えられている。そのような中で、他の道の類人猿と共に古代から生存をし続けてきた類人猿が生存しているとしても、おかしくはない。

【参考記事・文献】
アゴグウェ【Agogwe】
https://chinki-note.blogspot.com/2018/04/agogwe.html
~ アゴグウェ ~
https://umahakken.jugem.jp/?eid=145
【未確認生物UMA】アゴグウェ
https://uma-image-file.com/gallery/agogwe/
獣人「アゴグウェ」はアウストラロピテクスの生き残りか?【UMA図鑑#142】
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/86888

【アトラスニュース関連記事】
『フォウク・モンスター』他の獣人UMAとの混血か…それとも未知の生物!?

類人猿が未確認生物になったのか?アフリカの獣人UMA「アゴグウェ」

【文 ナオキ・コムロ】
 
画像 ウィキペディアより引用