2016年7月から放送されるフジテレビ新ドラマ『営業部長 吉良奈津子』に早くも不安の声が相次いでいる。
主演は松嶋菜々子で共演者は原田泰造、松田龍平、DAIGO、中村アン、松原智恵子などが脇を固める。
キャスト自体はベテランや実力派を多く配置しているものの、ネットでは「出演者が少し古すぎる」「あまりに話題性に乏しいキャスト」という声が相次いでいる。松嶋菜々子は3年ぶりの連ドラ主演とのことだが、すでにかつてのような人気はなく視聴率もあまり出来そうにないというのが下馬評で早くも敗戦ムードが漂っているという。
その姿勢はフジテレビの公式HPに現れており、他のドラマに比べHPのクオリティが一段落ちているという指摘もある。現在、公開されているHPは黄色バックに放映日時と『営業部長 吉良奈津子』主演松嶋菜々子と書かれているだけであり、フォントもなんの工夫もない黒のゴシック体となっている。確かに放映前のHPはほとんどが質素なものだが、他の公表されているドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』はロゴと見所が見やすく配置されており『好きな人がいること』はYouTubeに予告編が早くも公開されている。
『営業部長 吉良奈津子』はツイッターも配置しているが6月8日に「どんどん発信していきまーす!」という告知以降、一回もつぶやいておらず内容がまったくわからない状態である。
一説によるとフジテレビドラマ班は先日打ち切りになった『OUR HOUSE』のダメージが他の番組にも影響しているとされておりHPの制作費も大幅にダウンさせられている状況だという。おそらくキャスト面でも予算対策は行われており、あまりギャラの高くない出演者を集めたのではないかという噂がある。
しかしドラマを面白くするのは予算ではなく、あくまでも出演者や演出、脚本である。内容がおもしろければ成功する可能性は高い。「営業部長 吉良奈津子」のタイトル通り、ドラマ営業部の社員さんには是非、もっと予算を組めるよう営業してほしいと切に願う。
※画像はフジテレビ『営業部長 吉良奈津子』オフィシャルサイトより
(文:望月歌寿彦 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)