6月9日、舛添東京都知事が神奈川県湯河原の別荘問題について「少なくとも奥多摩よりは早く帰れるはずだ」と発言したことに対し、奥多摩市をはじめ多摩地区が「マイナスイメージを受け付けられる。都知事としていかがなものか」と反発し、舛添知事が猛バッシングを受けている。
確かに都心から奥多摩へは時間は少々かかるが、無関係な奥多摩を湯河原と比較して「どちらが近いか」を問うことはナンセンスである。
さて、そんな奥多摩地域であるが、実はインターネット上で古くから噂されてる都市伝説が存在する。インターネットでは通称「軍畑事件」と呼ばれている。これはJR青梅線の軍畑駅(所在地は青梅市)で某AV撮影が行われ撮影され、そのAVがインターネットで話題になった映像だったため「聖地巡礼」と称し、多数の来客がやってきた事件である。
一時期は「幽霊が出る」とも噂されたがそのような実例はなく、観光客のほとんどはただ単に面白がってやってきただけであった。
軍畑駅は無人駅で、深夜になると警備が薄くなるためAVの撮影が行われたとされるが、きちんとした許可取りなどはしておらず(AV撮影だとわかると許可は降りないため)恐らくは無許可撮影と思われるが、いくら無人駅でも勝手にAVの撮影をするのは言語道断であり「無人駅のあり方」を一部に問いかけた事件であった。
軍畑駅は無人駅といえども、キチンとした利用客はおり休日には登山で訪れる親子連れなども多い。現在、無人駅の数は管理の問題から年々数は減っており鉄道会社も頭を悩ませている。舛添知事にはぜひ青梅から奥多摩まで視察し無人駅の管理対応を考えていただいたいものである。
(文:望月歌寿彦 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)