別名「お笑い怪獣」と呼ばれているベテラン芸人の明石家さんま。もはや説明は不要であろう。ビートたけし、タモリと並んでお笑い界のビック3と呼ばれている。
そんなさんまが、若手時代の千原ジュニアに粋なプレゼントを贈ったことがある。
人相が変わるほどの酷いダメージを受けたバイク事故に見舞われた千原ジュニア。そのため、仕事を何ヶ月も休むことになり、当時順調に増えていた番組レギュラーが1本もなくなってしまった。
(あー、一本もなくなってしまった。また最初からやり直しや)
ジュニアは少々落ち込んでしまっていた。そんな時、退院してきたジュニアに対してさんまが声をかけた。
「おう、すまんの。見舞いに行けなくて申し訳ない。お詫びに何か欲しいものやるよ。何でも言うてみ」
こんなふうに言われたらジュニアは、半分冗談のつもりでこういった。
「そしたら、番組のレギュラーをください」
明石家さんまは笑って聞いていた。
数ヶ月後、ジュニアに新しい番組のレギュラーが決まった。その番組というのは、さんまによる新番組だった。その当時、多忙でこれ以上レギュラーを増やさないつもりのさんまであったが、
「新番組を引き受ける条件は1つや、千原兄弟をレギュラーにしてくれ」
さんまはジュニアとの約束を守ったのだ。
アトラスでは過去に明石家さんまの記事を何度か取り上げている。「幸運を呼ぶクマの着ぐるみ」「サッチーと明石家さんまが激突した?」「俺はメリー派、明石家さんまの爆弾発言」などが人気のアーカイブだ。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)