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【怪獣都市伝説】バードン ウルトラシリーズ初の3部作登場は演者の都合?

バードンは、『ウルトラマンタロウ』とそれ以降のウルトラシリーズに登場した怪獣。火山怪鳥の別称を持ち、タロウやゾフィーというウルトラ戦士2人を斃したことから、地球生まれの怪獣の中でも最強との呼び声が高い。

「タロウ」では、第17話~19話の3話にまたがって登場したが、それぞれのOPクレジットにて、17話で「火山怪鳥バートン」(トに濁点無し)、18・19話では「火山怪獣バートン」(トに濁点無し及び鳥ではなく獣)と、かなりブレブレの表記がなされていた。そもそも、このように3話連続で登場する怪獣というのもバードンが初めてである。

なぜ、このような3話連続の登場になったのかというと2つの事情がある。

一つは、本作の主人公・東光太郎を演じる篠田三郎が当時売れっ子であったためにスケジュールの都合が合わせにくかったという背景があったということ、もう一つは、3話の放送時期が7月末から8月上旬にかけての夏休み期間であったことから、旅行などで視聴者が少なくなるため、夏枯れ対策として予算を節約するための三部作構成になったという。

いずれにせよ、このように3話構成にしたことが、結果的にウルトラ戦士2人を斃すほどの最強怪獣バードンを生み出したと言っても良いだろう。

ただし、戦士2人を斃したとは言うものの、厳密に言えばこの時、タロウは別の戦闘で体力を削られ、その上戦場に迷い込んだタケシ少年を庇っており、またゾフィーは現地に病院があったことから本気で戦えないといった具合に、それぞれがハンデを負っていたため全力でバードンと戦うことができない事情があった。

また、バードンの襲来についても、水浴びをして綺麗になった体にZAT(宇宙科学警備隊)がトリモチをかけ、皮が剥げてしまった痛さから大暴れするに至ったり、また、ZAT隊員によって我が子である卵を目の前で破壊されたりと、流石に憤怒しても仕方がないと言えるような部分もあることは事実だ。

圧倒的な強さを誇ったバードンであるが、最後は復活したタロウの戦法に惑わされて火山に激突、火口に転落して命を落とした。そこは、皮肉にも自分が生まれた場所でもあった。

【参考記事・文献】
https://x.gd/jwEUA
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12196966387
https://seesaawiki.jp/w/ebatan/d/%A5%D0%A1%BC%A5%C9%A5%F3
https://ameblo.jp/getter-jakiou/entry-10655505534.html

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【文 イトフゆ】

画像『タグ付き バードン メビウス 怪獣 メビウスタグ版 2006 ソフビ